なーママふわ∞ポム日記

~KinKi Kids・嵐・関ジャニ∞を通じたあれこれをふわふわと綴るブログ~

『SMAP』を商標から考える

※はじめに※

この記事は私の主観・妄想・偏見による一意見にすぎず、私は特定の専門家でもありません。

以下を読んで少しでも不快になったり意見が合わないと思ったら、すぐに読むのをやめるのをおススメします。

以上をご了解のうえ、お読みいただければ幸いです。

SMAP独立報道を聞いたとき

2016年1月。

日本中を驚かせたSMAPメンバー独立の報道。

それを聞いたとき、私が真っ先に疑問に思ったこと。

それはSMAP』の商標だった。

 

素人なりに調べたら、こんな記事を見つけた。

www.bengo4.com

予想通り、、、というか当然だけど、ジャニーズ事務所は『SMAP』を商標登録していた。

商標とは 

昨年大ヒットした『PPAP』が、ピコ太郎に全く関係ない第三者によって商標登録申請されたニュース(詳細はこちら)。

riskzero.fareastpatent.com

この弁理士の見解によると、PPAPでは世間にその存在が広く知れ渡ってから第三者が商標登録出願したので、ピコ太郎側の不利にはならない可能性が高いとのことだ。

しかし、PPAPのようなケースはごく稀。ほとんどの場合商標は「早い者勝ち」だし、ジャニーズのグループ名も例外ではないだろう。

  

そう考えると、多くの企業にとって商標登録出願は博打と言えるかもしれない。

なぜなら、商標登録を出願するのは、そのほとんどが社外に公表される前(ジャニーズならCDデビュー前)で、商標の申請をしたもの(ジャニーズならグループ)がヒットする保証はどこにもない。商標登録出願されたものの多くは、世間に知られることなくひっそりと消えていくんだろう。それでも、企業としてはヒットしたときのことを考え、やはり出願しておこうとなるんだろうなと想像する。

 

実は、商標は何十もの区分に分けられていて、その区分ごとに商標を申請する仕組みになっている。つまり、区分ごとに費用がかかるので、全部の区分を登録する、なんてことは費用対効果を考えて普通はしない。さらに、この費用は特許庁に支払うので、弁理士への依頼は別途費用がかかる。

SMAPの場合、例えばかつお節は登録しているけれど、農業用機械器具は登録していない。確かに農業用機械器具にSMAPという名前は必要ないだろう。TOKIOならあり得るかもしれないが、どうも登録はしてなさそうだ。ちなみに、ジャニーズ事務所は『ト キ オ』の商標で運動用特殊衣服・運動用特殊靴の登録をしている。体操服一式でも作るつもりだったか、あるいは実際に作ったのだろうか。

この記事も非常に興味深かったので、お時間があればぜひ(早着替えがメリー副社長の実用新案だったことを初めて知った)。 

toyokeizai.net

独立組は『SMAP』商標問題をどう考えていたのか

商標についての説明が長くなってしまった。

客観的事実だけ挙げると、

①『SMAP』はジャニーさんが命名

ジャニーズ事務所が商標登録を出願(+ジャニーズ事務所が諸経費を支払っている)

この2点により、SMAP』というグループの名前はジャニーズ事務所のものだと、少なくとも法律的にはいえる。

したがって、一部のSMAPファンによる「SMAPを返して」という主張は、心情的にはとても理解できるが、理屈としては通っていないな、と私は思う。

 

この意見に対し不満を感じた方は、ちょっと視点をジャニーズ事務所から他の企業に変えて考えてみてほしい。

例えば、任天堂はかつてファミリーコンピュータ(通称ファミコン)というゲーム機を販売し、世界的に大ヒットさせた。ちなみに、『ファミリーコンピュータ』という名称は、当時の任天堂の開発責任者だった上村雅之氏によって名づけられたが、『ファミリーコンピュータ』の商標権を持っているのは、上村氏でなく任天堂だ。

任天堂は1983年に発売されたファミコンを今でも製造し続けているわけではなく、とっくに生産は終了している。本機は中古で買うしかなく、近年ではせいぜい有野課長ゲームセンターCXで挑戦する時に懐かしく眺めるという人がほとんどだっただろう。

しかし任天堂は、とっくに生産終了したファミコンの商標を手放すことはなく、実はひっそりとずっと更新し続けた。そしてついに昨年、ミニファミコンとして復刻版が発売された。

このことは、企業にとって商標がいかに重要な資産であるかを表している。

つまり、一度爆発的にヒットした商標を、企業はやすやすと引き渡すことはないということだ。

 

そしてこれは『SMAP』という商標にも同じことが言える。

メンバーがSMAPという名称を引き続き使用するためには、

ジャニーズ事務所から商標権を買い取る

ジャニーズ事務所に名前の使用料を支払う

実際にはこの2択しかなかったはずだ。

「これまでのSMAPの事務所への貢献度を考えたら、ジャニーズ事務所はその権利をメンバーに譲って当然」などと言う人は、もう一度先ほど例に挙げたファミコンを思い出してほしい。その主張は「任天堂が上村氏に無償で『ファミリーコンピュータ』の商標権を譲るべき」と主張するのとほとんど同じ意味である。

 

こんな話、おそらく業界では当たり前で、私のような素人でも調べられる簡単なことだ。まして、ジャニーズ事務所という権利関係の厳しい事務所の中にいて、かつ国民的アイドルグループであるSMAPチーフマネージャーだった飯島氏が知らないはずがない。また、詳しいことは分からないとしても、SMAPのメンバー自身も何となくわかっていたはずだ。

それなのに独立騒動が起きたことが、私には腑に落ちなかった。

商標権の譲渡や使用許諾に関する話し合いはあったのか 

こんな、最初から負け戦に等しい状況であることを分かっていながら、なぜSMAPや飯島氏は独立に踏み切ろうとしたのか。

当たり前だが、そんなこと当事者にしかわからない。なので、これから書くことは私の勝手な考察だ。

 

SMAPの商標はいくつかの区分で登録されており、本業である「演芸の上演、演劇の演出又は上演、音楽の演奏」の区分存続期間は平成37年(2025年)までとなっている。今が平成29年だから、あと8年はジャニーズ事務所のものということだ。

当然ジャニーズ事務所幹部はこのことを把握しているだろうから、まずはこの理由でメンバーを慰留しただろうが、メンバーや飯島氏は首を縦に振らなかったのだろう。

 

ジャニーズ事務所側には商標権の譲渡や使用許諾の話をするメリットはないので、仮に商標権に関する話し合いがあったとすれば、事務所を去る側からその申し出をするのが自然の流れだろう。 

ただし、商標権は名前の価値が高ければ高いほど当然取引価格も高くなり、中には100億円を超えるものもある。

riskzero.fareastpatent.com

ド素人の私の勝手な意見だが、

「『SMAP』の商標に100億円の価値がある」と言われても、私は驚かない。

だって、間違いなくジャニーズ事務所史上、いや日本の男性アイドル史上ナンバーワンの国民的アイドルグループだったから。

だから、仮に話し合いがあったとして、事務所側は一笑に付すか、話し合いに応じたとしても譲渡や使用に対して高額な価格を提示しただろう。これに関し、私は事務所が極悪非道とは思わない。むしろ、慰留の方法としてもビジネスとしてもよくある交渉術だ。何より、事務所にとってSMAPは大切な資産と言ったも同然である。

 

だが、果たしてこんな交渉を、SMAPのメンバーやチーフマネージャー業で忙しい飯島氏が事務所側と直接やっていたのだろうか。

それに、SMAPの商標価値の高さを考えると、仮にSMAP自身が相当稼いでいたとしても個人で支払える金額ではなく、スポンサーが必要だろう。

だから、仮にこのような交渉をしていたなら、事務所とSMAP側との間に第三者が介在していたと考えるのが自然だ。

 

この第三者が、事務所との契約を終了した3人を今もバックアップしているのかはわからない。

しかし、これだけは言える。

非常に厳しい言い方になるが、『SMAP』の商標権について、彼らを取り巻く第三者がどのような甘言を弄したかはわからないが、SMAPのメンバーや飯島氏の見通しは甘かったと言わざるを得ない。

だって、どう考えたって創業者が現役のジャニーズ事務所SMAPの商標を譲ったり使用を許可するなど考えられない。先例がないし、何ならジャニーズ事務所は今でも『光 GENJI』の商標権を更新し続けている。一筋縄ではいかないことは、内部の人間であればあるほどわかるはずだ。

 

キムタクは早い段階から「自分はジャニーズ事務所を出ない」と表明したと伝えられている。これが本当なら、彼は当事者でありながら、実に客観的に物事を把握していたといえる。そして何より、最もSMAPというグループにこだわったのはキムタクかもしれない。なぜなら、事務所に残ることは、SMAPというグループとして今後もCDをリリースし、コンサートを行っていくために最適な道だったからだ。

今でも3人は『SMAP』を手に入れようとしているのか

ここまで考えて、ふと気づいた。

果たして契約を終了した3人は、今でも『SMAP』を取り戻そうと思っているのだろうか?

もしかして、ある段階でそれを諦めたのではないだろうか?と。

 

これだと、わりと私の中では納得のいく説明がつく。

 

2016年8月14日、SMAPは同年12月末をもって解散することを発表した。

情報が錯綜しているので正しいことはわからないが、SMAP解散発表の前月にあたる2016年7月、契約を終了した3人の現在の所属事務所である㈱CULENが法務局に法人登記されたようだ。

つまり、SMAP×SMAPでの公開謝罪から半年後に、現在3人が所属する芸能事務所が設立されたことになる。

法人登記そのものは必要書類を揃えるだけのことだが、誰を社長に据え、誰を役員にするか、資本金や定款・株式はどうするなど、それまでに決めることや書面化することが結構ある。つまり、一日二日でできるようなものではない。

少なくとも、契約を終了した3人は、公開謝罪の後もジャニーズ事務所との契約終了に向けて淡々と準備を整えていたことになる。これに対して私は何とも思わない。仕事を辞めるときは、先の収入のことを考えて次の就職先を決めるのは当たり前。ただ感情に任せて辞めるような年齢でもないだろう。

しかし、SMAPの商標権を手に入れることは、公開謝罪の時点でほぼ不可能になったはずだ。遅くとも、さぁ会社を法人登記しますよ、という段階で『SMAP』の商標を諦め、ジャニーズ事務所に啖呵を切る準備は整ったのだろう。

 

3人が『SMAP』の商標を諦めたのは、SMAPがついにコンサートを行わず解散したことでも納得できる。

契約終了とはケンカ別れなのだから、ケンカ相手の用意した会場でコンサートを行うなど、3人には耐えられなかったのかもしれない。どうせ興行を行ったところで、その収益の行く先は憎きジャニーズ事務所である。その気持ちはよくわかる。

一方、仮に収益が憎きジャニーズ事務所へ流れようとも、彼ら5人のパフォーマンスを見たかったファンはたくさんいたはずで、今でもいるだろう。

自分の気持ちを押し殺してファンに最後の5人のパフォーマンスを見せるか、それとも自分の気持ちを大切にし二度とパフォーマンスしないか。

3人は後者を選んだ。

こう書くと「新しい事務所で5人全員がもう一度SMAPとしてパフォーマンスする」という選択肢があると主張する人がいるかもしれない。

はっきり言うが、それは絵に描いた餅だ。

何度でも言うが、たとえ5人全員がCULENに所属しても、どうしても商標の問題が生じる。つまり『SMAP』としてパフォーマンスすることはできないのだ。

芸能事務所とタレントの契約 

ところで、SMAPの独立騒動以来、芸能事務所ータレント間の契約に関するニュースを目にすることが多くなった。もしかしたら、この番組を視聴した方もいるかもしれない。

www.nhk.or.jp

私はこの番組を観ておらず、リンク先のページを読んだ感想になってしまうが、

この番組では、芸能人側の主張を説明する立場として紀藤弁護士を、事務所側としてタイタン社長である太田光代氏をゲストに招き、一応公平な番組構成となっている。

しかし、VTRの辺りを読むと、どうも「芸能人は不利な契約をさせられている」という方向に持っていきたそうな印象を受けた。

ちなみに紀藤弁護士は、SMAP独立騒動時点で下記ブログを書いていた。

blogos.com

欧米と日本の芸能界のシステムの違い

この番組のページを読んで『統一契約書』とは何か、気になったので調べた。

gendai.ismedia.jp

この記事は、NHKクローズアップ現代とは逆で、やや事務所寄りの文章だ。

 

例えば、「SMAPはアメリカでは生まれない」という部分。

上記の田崎氏の記事を引用すると、

素人の小中学生を集めて、歌とダンスの練習をさせて鍛え、選抜してグループを作り、さらに曲も用意する。こうしたビジネスは芸能プロダクションがなければ不可能 

事務所寄りの一文だが、事実として間違ってはいない。

欧米では基本的に、自力で演技力や歌唱力を磨き、オーディションなどを勝ち抜かなければ俳優や歌手、モデルにはなれない。

欧米では、生まれ持った才能があるか、自らレッスン費を捻出しなければスターへの道を開くことは困難であるようだ。

一方で日本の芸能界では、前述したように、たとえプロダクションに所属した時点では何の芸も持たない素人でも、その後のプロダクションによる「育成」次第でスターになれる。音事協の会員各社のみならず、日本の芸能プロダクションのビジネスは、すべてこうした前提に立っている。ジャニーズ事務所のビジネスモデルは、その最たるものだろう。

タレントや歌手、アーティストが物になるかどうかは、本人の実力だけでなくプロダクションの力量に負うところも大きい。それゆえに、サラリーマンのようにただ「辞めたいから」「移籍したいから」といった理由で、芸能人がプロダクションを離れることは難しいのだ。 

ここで改めて紀藤弁護士のブログを読むと、うーん、確かに現在の芸能界の問題点を指摘してはいるけど、事務所が投資したことに関しては触れられていない。紀藤弁護士の主張を採用すれば、芸能事務所が投資した分をタレント本人に請求する、という新たな問題が生まれる可能性があり、結局本質的な問題解決の糸口にはなっていないのではないかと私は思った。

芸能人が問題を起こした時の責任の所在 

この記者の続きの記事はこちら。

gendai.ismedia.jp

先日、俳優の小出恵介が未成年者と飲酒し、性的行為に及んでいたことが発覚した。これにより、小出出演のドラマは放映中止となり、再撮影となった作品も出てきた。その損害賠償請求額は総額10億円を超えるとされている。

こうした損害賠償を個人が引き受けることは実質不可能だ。また引き受けたとしてもその個人が自己破産してしまえば、それ以上の追及は不可能となり、取引先が大きな損害を被ることになる(注・アミューズ音事協加盟社ではないため、実際に同社と小出の間でどのような契約が結ばれているのかは不明)。

これは大変重要な視点で、私は過去の出来事を思い出した。

 

2001年8月、稲垣吾郎さんが道交法違反、公務執行妨害、及び傷害の容疑で現行犯逮捕された。この日の翌日、SMAPはドーム公演を控えていたが、彼は出演できず、さらに5か月間芸能活動を自粛することになった。

当時、男性アイドルは低迷期で、ジャニーズの中でSMAPだけが勝ち組といえる状況だったと私は思う。コンサートとSMAP×SMAPは他のメンバー4人で乗り切ったとしても、人気絶頂期だったことを考えると、もしかすると彼には内定していたお芝居の仕事があったかもしれない。この場合、ジャニーズ事務所がその埋め合わせをしたということになるのだろう。

(脱線するが)稲垣さんの公務執行妨害について 

ところで、この公務執行妨害事件に関し私が一番驚いたのは、彼が起訴猶予処分だったことだ。

 

私は学生時代に裁判の傍聴に行ったことがあり、その時傍聴した事件がこれと酷似していた。それは、非常に軽微な交通違反で警官に止められた被告が、誤って原付を発進させてしまい、警官に全治1週間のケガを負わせてしまった、というもの。稲垣さんの事件との違いは、車と原付の違いくらいしかない。

この事件では、ハタチになったばかりくらいの年齢の被告が起訴され、公開裁判となり、最後に懲役1年6か月執行猶予3年の判決を受けた。当時学生だった私は、全治1週間のケガなんて、警察に相談しても普通は相手にもされず事件として受理すらしてもらえないのに、公務執行妨害ってなんて重い罪なんだろうと震えあがった。弁護士の中には公務執行妨害に対する刑罰が不当に重いと異を唱える人もいて、稲垣吾郎さんも見せしめだ、という主張もあったが、少なくとも私に対しては、抑止力として見せしめが成功している。

 

参考までに、警官がケガをしていない場合は、不起訴で済む場合もあるらしい(下記記事の最後辺りに記載)。

www.bengo4.com

しかし、稲垣さんの場合、警官は(一応)ケガをしていて、傷害罪の容疑も含まれていたので、当然起訴されるだろうと私は思った。

ところが、彼は起訴猶予だった。

ジャニーズに関する知識に乏しかった当時の私は「ジャニーズ事務所って検察にも手を回せるんだ!」と別の意味でまた震えあがった。

でも、ジャニーズ事務所のことを多少知っている今ならこう思う。

SMAPチーフマネージャーとして現場で働く飯島氏が、テレビ局などのメディアに圧力をかける力は持っているとしても、警察や検察に通じるような人脈を(少なくとも当時は)持っていたとは思えない。

そんな人脈を持っているのは、事務所幹部、はっきり言えばおそらくメリー副社長だ。

当時筆頭稼ぎ頭であったSMAPの一員である稲垣さんの傷がつかないよう、メリー副社長が人脈を使って何とか起訴猶予まで持ち込んだんだと今なら思う。

もちろんメリー副社長には「SMAPが仕事をしてくれなければ困る」という下心はあっただろうけど、当時の稲垣さんや飯島氏だけの力では起訴猶予処分になるのは難しかったのではないかと想像する。

ジャニーズ事務所は奴隷契約なのか

ジャニーズ事務所音事協に加盟しているのか、統一契約書を使っているか、私は知らない。しかし、一から専門家に依頼して専属マネジメント契約書を作ったとも考えづらいので、おそらくかなり似たものが使われていると思う。

 

確かに、芸能界では契約を解除もしくは終了させたタレントに対する妨害はあるのだろう。

しかし日本では、タレント自身、もしくはタレント自らが雇った営業担当が、メディアからの仕事を受注するのはごくレアケースで、多くは芸能事務所が受注する。したがって、タレントと芸能事務所との間でマネジメント契約が終了すれば、その仕事は、受注した芸能事務所の、別のタレントが引き継ぐ。このことは、一般企業で考えれば「担当者が退職したので、○○が引き継ぎます。」と同じで、ごく普通によく見かける光景だ。

もちろん日本のタレントと芸能事務所の間に労働関係はないから、一般企業と同じに考えることはできない。ただ、SMAP独立騒動以降「ジャニーズ事務所は諸悪の根源」的な文章を次から次へと見かけるようになった。もちろんそういう部分があることは否定しないが、本当にジャニーズ事務所だけが突出して極悪な事務所なのだろうか?

ちょっと難しい話になるが、競業避止義務を課す一般企業だってある。それは許されて、ジャニーズ事務所が許されないのはなぜだろうか?

 

ジャニーズ事務所は情報統制していると言われるけれど、アンチジャニーズもまたこのところ情報操作されている気がしてならない。

3人の出発記事を見て

2017年9月22日。

9月22日は関ジャニ∞のファンにとって大切な日だが、そのことをとやかく言うつもりはない。

契約を終了した3人は新しいサイトを立ち上げた。

 

SMAPファン、とりわけ独立を支持する3人のファンは歓喜に湧いた。

ファンクラブには申込が殺到した。

ヤフーには次々と彼らに関する記事がアップされ、ヤフコメは応援コメントであふれている。

彼らに関する検索をかければ、彼らを称賛する記事ばかりがトップに躍り出る。

 

この光景を見て、私はペルソナ5を思い出した。

私のブログの更新頻度が極端に少なくなった一因でもある。

 

ファンクラブの会員数がまもなく10万に到達するらしい。

10万はとても多い数だ。

だが、SMAPのFC会員数は100万を超えていた。

途中で失効しているものもあるだろうから、半分失効しているとして、50万が実数。

その数から考えると、5分の1しか登録していない。

クレジット決済だから申し込めない人も多いという。

それが40万人もいるのだろうか。ちょっと考えづらい。

 

突貫で作ったにしては出来すぎたサイト。

キャッチーな言葉の羅列。

まるでSEOを操作しているかのようなGoogle検索。

 

彼らは暗にSMAPを感じさせる記号を用いた。

それは、常に付きまとった『SMAP』の商標問題をかわすためだ。

彼らは絶対に「新しい地図」としか言わないだろう。

彼らが暗に込めた意味を口にするのは許されないが、ファンが口にするのは勝手だ。

それがファンによって拡散され、定着されることまで見込んでやっている。

誰の入れ知恵かは知らないが、SNSを利用した、実によく練られた戦術だ。

 

SMAP』という名前を、グループを、存在し機能させ続けるために、自分を殺して事務所に残った方がいいと判断した2人。

SMAP』という名前を諦めざるを得ない立場の3人が、商標問題ギリギリのところでSMAPという名前を存在させようとしていること。

どっちが正しいと言いたいわけじゃない。

ただ一つ願う。

どうか悪い大人に利用されないでほしい。

ジャニーズ事務所は、超のつく過保護な事務所だ。

肖像権とか、週刊誌のスクープネタ潰すとか、テレビ局に圧力かけるとか。

それはまるで、学校に「うちの子の写真を載せないで!」「うちの子を悪く言うな!」「うちの子を前に出せ!」と主張するモンスターペアレンツのようでもある。

そのことは、時に所属タレントを窮屈にさせ、肩身の狭い思いをさせることもあるだろう。

だけど、我慢がいっぱいいっぱいあった分、守られていたところもあったと思う。

たとえ飯島派だったとしても。

 

そんなことはもう二度とないだろうけど、

仮にまた意図せず警察に捕まるようなことがあったとして、

今度は起訴猶予まで持ち込めるだろうか。

そんな人脈が揃っているだろうか。

 

もう『SMAP』という商標は、ただのグループを表す文字でなくて、これを使ったビジネスとして歩き始めてしまった。

今年の9月22日、私はそんな風に思い、寂しくなった。 

最後に、私の考え

私は、ジャニーズ事務所は同族会社の典型だと思っている。社長が身内をかばう→血縁のない社員が退職、なんて、あまりにありふれていて聞き飽きた話だ。

ジャニーさんもメリー副社長も、現役でお元気だから見落としがちだけど、2人とも90歳前後の戦前生まれだ。それほどのお年寄りが若い人の話に耳を傾けるだろうか?そんなお年寄りの方が奇特で、話は聞いてもらえないものだと思った方がいいくらいだ。

飯島氏は血の濃さに負けた。能力の問題でない。

 

ジャニーズ事務所は、社長が男性で、所属タレントも男性。

しかし、SMAPの独立問題には、どうも女性同士の醜い争いが根底にあって、それに所属タレントが巻き込まれているような気がしてしまった。

そして、3人の新しいサイトを見て、少なくとも彼らはしばらくジャニーズ事務所所属のタレントと関わることはないのだと寂しくなった。

何より、このサイトに対しては、3人の思いよりも飯島氏の怨念を私は感じた。

 

このところ、私の頭の中には、関ジャニ∞の『奇跡の人』のこのフレーズが流れる。

プライド剥き出しそのくせ下品

(略)

自分にだけしか興味はないし

平気で嘘つく誰でもため口

朝から晩まで人の悪口

利己主義恥じない人だらけ

私はこの部分、さださんは若い子だけを指してるんじゃなくて、女性全般に対して言ってるんだと思っている。ある意味、若い女性には「こんなおばさんにならないでね」という、さださんなりの警鐘にも読める。皮肉にも、これを歌っているのはジャニーズ事務所のグループだ。

 

契約を終了した3人には、ジャニーズ事務所ではできなかったことを思う存分やってほしい。

40歳を過ぎて新しいことに挑戦しようとするのって結構ハードルが高いと思うのだけど、そうしたくて旧態依然としたジャニーズ事務所を出たのだから、過保護な家庭に育った子どもが家を出て一人暮らしを許されたかのように、めっちゃはじけていっぱい失敗して、たくさん楽しめるといいな、と思う。

そして、3人を取り巻く人たちには、そんな楽しめる場所を純粋に彼らに提供してほしいな、と願う。ビジネスや私怨として利用するなら、ジャニーズ事務所の幹部とやってることは変わらないよ、と、別にSMAPファンではないが、最後に勝手に釘を刺しておく。