なーママふわ∞ポム日記

~関ジャニ∞を中心に、時折KinKi Kidsや嵐のことをふわふわと綴るブログ~

しゃべくりファンから見た【ゲスト・村上信五】回のしゃべくり007

<最初に>今回の記事は相当長いので、お時間のある時にお読みいただけると嬉しいです。

 

「お知らせ、お知らせ…あぁ。来週のしゃべくりに出ます。」

その一報は、3月9日のイフオア昼公演で本人から直接発表され、会場に「キャー!!!」という歓声が響き渡りました。

しゃべくり007の概要

しゃべくり007は2008年7月から放送が開始され、私はその初回から、一度も欠かすことなく観ています。

当初この番組は土曜夕方に30分枠で放送されていました。番組開始当初、司会は番組冒頭にピストル型のくじ引き方式で決められ、その司会だけがくじ後にカンペを渡され進行を開始するというやり方だったので、MC慣れしていないメンバーが司会になってぐちゃぐちゃになることもありました。

司会がほぼ固定されゲストを呼ぶ現在のやり方になってからも、しゃべくりメンバーがゲストや企画内容を知らされないスタイルを貫いています。一方、ほとんどのゲストは予め企画内容を知らされています。というより、スタッフとゲストとの事前打ち合わせが行われ、企画が作られるのがほとんどです。

 

以上を前提に、今回の記事をお読みいただけると幸いです。

イフオアで本人が発表した時の様子

イフオアで村上さんが喋った内容のレポは既にたくさん流されていると思うので、ここからはあくまで私の主観として述べます。

 

村上さんが冒頭のお知らせの後に、

「いや、ずっと断ってたんですけどね、どうしてもと言われうちのチーフが断り切れず、今回急遽出させていただくことになりました。今しゃべくりスタッフが大急ぎで編集していると思いますし、どこが使われるのかはわかりませんけど…」

と、村上さんにしては珍しく後ろ向きな表現を使っていたのがずっと引っかかっていました。

もちろん様々な理由があると思いますが、オンエアを観て思ったのは、

①MCでなくゲスト(しかも単独出演)の立場という不安

月曜から夜ふかしとは真逆の、持ち上げられる企画であったことに対する戸惑い

③しゃべくり007の真骨頂ともいえる「台本がなかった」ことに対する不安

という理由があったのではないかと思いました。

そこで、これら理由をもとに今回のしゃべくり007を考えたいと思います。

実は高度な仕事をしているしゃべくりメンバー

視聴者の多くは、気になるゲストの場合のみしゃべくり007を観るという方だと思いますので、頻繁に番組を観ていない方向けに話をします。

 

月曜22時枠に移動してからのしゃべくり007は、ゲストとのトークと企画によって番組が進行しています。そして、ほとんどのゲスト(但し、一部のお笑い芸人を除く)の最大の目的は『番宣』です。

ところが、この番組では決められた台本や企画通りにトークが進行するわけではありません。そんな番組は、同じ日テレで昼間なら『メレンゲの気持ち』、夜なら『おしゃれイズム』がありますから、これ以上必要ないでしょう。

 

しゃべくり007が番組当初から貫く「予め台本を渡さない」スタイルを、しゃべくりメンバーは難なくこなしているように見えますが、よく考えてみて下さい。彼らは事前にゲストが誰であるか知らされることなく、ゲストの登場と同時にそのゲストに関し彼らの脳内に蓄積された情報を一瞬で引き出し、ゲストの魅力を最大限に引き出すホストとしての役割を務めなければならないのです。一般人で例えるならば、いきなりたくさんの人の前で何かの司会を務めなければならなくなったようなものでしょう。

 

それだけでなく、番宣目的のゲストの多くは台本がないことに慣れていません。特に俳優や女優の場合、彼らの仕事には台本があり、台詞を覚え、それに沿って監督や演出家の意向に従って演技をするのが基本ですから、彼らの仕事に台本がないということがありえないのです。

ですから、ゲストの多くは、MCに話を振られて答え、脇にいるその他のしゃべくりメンバーに言われるがままに、時にはイメージに関わるようなことでさえやらされることがあります。当然その無茶ぶりを面白いと感じる人/不快に感じる人に分かれるでしょう。ですが、少なくとも俳優や女優は「好きなことを喋ってください」と言われるよりも「これをこういう風にやってください」と言われた方が、職業的にはやりやすいという見方もできます。

 

そして、これはMCをメインに仕事をしている村上さんにも通じます。ジャニ勉にせよ村マヨにせよ、村上さんのほとんどの仕事はまず台本に目を通すことから始まると思われます。ですから、台本に目を通せないことに不安を感じても何ら不思議ではありません。

加えて、今回は単独出演。他のメンバーがいればそのメンバーとの掛け合いで求められたバラエティ力を発揮できるけれど、それができない。いつもゲストの良さを引き出す立場に専念している村上さんが、引き出される立場になって面白いことを言えるのかと心配するのは当然ともいえます。

皮肉にも露わになった「NG」の存在

今回村上さんは「ジャニーズなのにNGなし」というテロップが出されていました。

これを裏返せば、ジャニーズタレントにはNGが存在するということです。

ジャニーズだけでなく俳優でも女優でもNGは存在することに間違いない*1ので、ここでは「お笑い芸人以外のゲストにはほぼ間違いなくNGが存在する」と定義します。

ですが、しゃべくりメンバーの立場で考えてみてください。

もし、台本なしでNGアリのゲストとフリートークしてくださいと言われたら、何をしゃべっていいのか困りませんか?

ですから、あの7人は、視聴者が思っている以上に相当注意を払いながらゲストからトークを引き出しています。

だけど、そのことにも限界がある時があります。

それは、ゲストがあまり話をする気がなかったり*2、話が広がらなかったり、トークがフワッとしたものになった時です。

そんなとき、しゃべくりメンバーはゲストを使って、あるいはゲストを放置して、内輪で盛り上がることによりトークネタを昇華させる時があります。

しゃべくり007にはいくつかのお決まりパターンが存在する

そのパターンを、今回の村上さんゲスト回のトークネタを使って説明します。

ですが、実際にはいずれもお決まりパターンで終わっていませんので、予めご了承ください。

※まだオンエアをご覧になっていない方はご注意ください※

 

前提として、基本的にしゃべくり007は、画面左側がボケ担当(有田さん、ホリケン、徳井くん)、右側がツッコミ担当(名倉さん、福ちゃん)&泰造さんのボケ担当、と分けられています。 

 

【パターン1】ゲストの特技に対し、ボケ担当が「俺もやってみたい」と次々やり出すパターン

「カッコいいダンスを踊って」と言われた村上さんが、ダンスをしたシーン。

通常、ゲストには音楽が用意され、キメキメのダンスを披露し、大歓声と拍手で終わります。そこに、有田さんが「俺もやらせて」と言い出し、音響に同じ音楽をかけさせ、もたっとしたダンスを踊ります。次に、徳井くんもしくは泰造さんが「俺もやっていいですか」と言い出し、有田さん同様同じ音楽をかけさせ、彼らのキャラに合わせたヘンテコダンス*3を見せます。最後にホリケンが「俺も…」と言い出し、音楽が鳴ってダンスを始めるとすぐに「はい、終了~」と上田さんが強制終了する、というパターンです。

このパターンは、「PERSONの表紙の顔をやってみて」と言われた村上さんが表紙のとおりの顔にトライしたシーンで、通常は、用意された写真通りのキメ顔を見せたゲストに続き、ボケ2人が変顔を披露し*4、最後のホリケンでわざと目を二重にした顔を披露し、上田さんに「失格!」で終わるパターンとも通じます。

 

【パターン2】ゲストの話を地蔵のように固まった無表情で聞くひな壇メンバー

「恋愛話をすると周りに小馬鹿にされる」という村上さんに「じゃあ笑わないから真面目に話してみて」とやらせたシーン。

通常、ゲストはイメージ通りの恋愛トークを繰り広げ、お客さんは反応するものの、上田さん以外のしゃべくりメンバー全員が地蔵のように固まった無表情な顔で一切の反応をせず、最後に上田さんが「お前ら聞け~!」とツッコミを入れて終わるパターンです。

 

「お決まりのパターン」というと一見ネガティブな言葉にも思えますが、私はそのような意味で言っていません。ゲストの話を面白く見せ、収録の撮れ高を増やすために必要な技術だと私は思っています。

今回がパターンから外れた理由

ところが、既に皆さんがオンエアを見たとおり、今回はこのお決まりパターンがあまり見られませんでした。

迷わずバラエティを選ぶ村上さんがしゃべくり007を観ていないはずがなく、当然このパターンも知っていると思うので、もしかすると村上さんは収録後に「いつも見ていたしゃべくりの感じとちゃうな…」と不安を抱いたのかもしれません。

 

それでは、どうして今回お決まりパターンとならなかったのかを考えます。

 

【理由その1】しゃべくりメンバーが終始村上さんを「ジャニーズアイドル」として扱ったから

当たり前ですが、しゃべくりメンバーは『お笑い芸人』で、ゲストの村上信五は『ジャニーズアイドル』です。お笑い芸人が村上さんをお笑い芸人扱いすれば、それは「プロのお笑いがジャニーズアイドルの笑いに負けた」と自分で言うようなものです。ですから、これはブラックマヨネーズが村マヨで村上さんに接するときと同じですが、世間の村上さんへの見方がどうであれ、お笑い芸人にとって村上さんはジャニーズアイドルであり、そこをコケ下ろす笑いには決してしません。それは、お笑い芸人のプロとしてどうしても譲れない部分と言っていいと思います。

 

【理由その2】しかし村上さん一人の力でほぼオチ前のボケが成立していたから

通常のゲストは、ボケないしツッコまないし、一問一答で聞かれたことに答えるのみなので、バラエティ番組として話を広げるためにはボケ(しかも複数)の存在が必要になります。

ところが、今回村上さんは、上田さんを中心としたしゃべくりメンバーからの質問に対し2倍3倍の答えを返し、常にそこから話をさらに広げられる話のタネを(おそらく無意識に)散りばめていました。

上述のしゃべくり007のお決まりパターンで考えると、

「カッコいいダンス」は2度も踊ったのにダンス中に関西弁を連発してしまったことでカッコいいダンスが成立せず、

「PERSON」は3回トライしても表紙の再現ができずに残念な顔で終了し、

つまり、通常のパターンで有田さんや徳井さん・泰造さんがやるボケまで村上さん一人の力でやってしまいました。

「恋愛話を真面目にする」に至っては、村上さんのド天然が炸裂して「おきもの」と言って「お着物」か「置物」かわからない小ボケでしゃべくりメンバーを動揺させ、カメラ目線*5の「ついてきてくれるか」でしっかりボケを決め、ゲスト一人で笑いを起承転結させるという大技を繰り出しました。

 

【理由その3】しゃべくりメンバーが自ら普段とは違う立ち位置に転じたから

上述のお決まりパターンで書いたように、通常のしゃべくり007では、ひな壇メンバーはボケ4名・ツッコミ2名でほぼ進行します。

ところが、今回は上記【理由その2】で書いた通り、村上さん一人でオチ前のボケは完結していたので、かなり早い段階で、特攻~2陣ボケ部隊である有田さん・徳井くん・泰造さんが「笑いを作らなければ」と気負わなくていいと察したのです。

したがって今回は、ボケ1名(ホリケン)、ツッコミ3名(名倉さん、有田さん、徳井くん)、その場を心から楽しむ人たち(泰造さん、福ちゃん)という布陣になりました。

この点は、もしかすると村上さんを大いに心配させたところかもしれません。

先生コーナーは視聴者のために番組側が用意したプレゼント

全ての村上担さん・eighterさんが見たくても入手困難なイフオアのチケット。

そこでしか見られない先生の講義が、今回じっくり披露されました。

全国の村上担さん・eighterさんが歓喜した一方で、当の本人とそれを見たしゃべくりメンバーは複雑だったと思います。

 

バラエティを重んじる村上さんにすれば、生半可な気持ちでやっているわけではない大事なものとはいえ、アイドルの自分が本職の目の前でコントを披露することは抵抗があったでしょう。

一方、これを見たしゃべくりメンバーも複雑な心境だったでしょう。

私がそう思った理由です。

①ネタ元がジャニーズのため、爆笑して当該グループファンや事務所関係者から批判されるという不安があった。

②このネタをお笑い芸人がやれば、間違いなく非難の対象となる。したがって、このネタを使えるのはジャニーズ内タレントだけであって、そこに着目した村上さんに対する感心。

③「レギュラー番組を多数抱える村上くんが、いつ・どうやってこのネタを作り仕上げているのか…」という本職ならではの疑問。

 

最後に上田さんが「アイドルではない。なぜならアイドルはネタを作らなくていい」と言ったのは、「村上くんはジャニーズアイドルなんだから、そのままで十分なんだよ」という意味もあると思いますが、私はそれよりも「忙しい中でのネタ作りは本当に大変だろうから、無理しないようにね」という、お笑いやネタ作りの難しさを知る本職のお笑い芸人ならではの労いの言葉に受け取りました。

 

そんな、出演者全員が複雑な心境になることを見越してでもこのネタを披露することをスタッフが決めたのは、その後の「実はハイスペックアイドル」に繋げるための伏線であり、イフオアを観られない全国のファンに対するプレゼントだったと私は思っています。

「しゃべくり007でお決まりパターンがなかった」 はゲストが仕事をした証拠

しゃべくり007でお決まりパターンがなかったということは、しゃべくりメンバーが「面白くしなきゃ!」と頑張る必要がなかった、それだけ十分面白い内容だとしゃべくりメンバーが判断したという意味です。

つまり、ゲスト自らがしっかり主導権を握って話の中心に自分を置き、バラエティ番組を成立させているということです。

 

特に、お決まりパターンがなかった今回で重要なのは、

第一に、徳井くんがツッコミに転じたことです。

特に私が「!!」と思った徳井くんの台詞が、

「関西人から見ても、自分、関西弁キツイで」です。

徳井くんと同郷の私の偏った考えかもしれませんが、

京都出身男性がそれほど親しくない相手を呼びかけるときに「自分、」とは使いません。そこは「○○くん(さん)、」と置き換えられるからです。

つまり「自分、」を京都出身男性が使う時は、京都人男性自身が相手にある程度の親近感を持っているということになります。

したがって、徳井くんは、村上さんの関西弁が強いことでアイドルらしからぬ部分に容赦なくツッコむことができる、その前フリのボケを託せるゲストと判断したうえでツッコミに転じたといえます。

 

第二に、泰造さんがその場を心から楽しむ人になっていたことです。

実は、(ゲストが誰だったか忘れてしまいましたが)以前にもこのようなことがあり、他のメンバーから指摘を受けた泰造さんが「だって楽しいんだもん!」と言い返していたのを覚えています。

つまり、泰造さんがボケをせずニコニコしている=現場の雰囲気がとてもいいということを示しています。

 

そして、最初の方で村上さんが後ろ向きの発言をした理由として挙げた②夜ふかしとは真逆の持ち上げられる企画について、しゃべくりメンバーは、通常、ゲストと打合せしたうえでの企画コーナーに村上さんはノータッチで参加していて、かつ戸惑っていることに気付いたのでしょう。最後に、モデルか童貞を選ばせ、「いつもの村上くんらしく」話のオチをつけさせていました。

 

イフオアで村上さん本人が語ったところによると、この回は、多忙な村上さんのスケジュールに合わせて通常とは違う日もしくは時間に収録されたようです。

そのことに恐縮しきりの村上さんでしたが、実はこのようなことは(特に大物有名人の場合)時々あるとメンバーが言っているのでそんなに気にする必要はないと思いますが、イレギュラーなスケジュールで集められたしゃべくりメンバーに過剰な気を遣わせずにしっかりとゲストとしての仕事を務めようとする村上さんの心意気をしゃべくりメンバーはしっかりキャッチし、ゲストと一体になって楽しんでいました。

自分がかれこれ9年近くずっと観てきた番組で、自分が応援している人たちが楽しくしゃべっている姿に私は感動し、思わずツイッターで呟いたところ、たくさんのeighterさんに共感され、RT・ファボ等々していただきました。本当にありがとうございました。

 

結論

私は、関ジャニ∞ファン歴よりもしゃべくりファン歴の方がずっとずっと長いです。

そんな私から見て、今回の村上さんゲストの回はとても楽しい回でしたし、これまで出演したジャニーズアイドルの中で群を抜いて面白い回でした

そしておそらく、今回を超える面白い内容にできるジャニーズアイドルは、おそらく誰も出てこないでしょう。

つまり、村上信五の「実はハイスペックアイドル」の中には、見た目やアイドルとしての素質のハイスペックだけでなく、番組を盛り上げたり出演者に過剰な気を遣わせないハイスペックも含まれていた、ということが明らかになった回だと言えるのではないでしょうか。

*1:例えば、2か月ほど前にドラマ『東京タラレバ娘』の3名の女優がゲスト出演したが、当然ながら主役の女優に「フライデーの彼とは順調ですか?」とは聞かなかったし、昨年結婚した女優に対して結婚生活すら聞かなかった。

*2:立場上やむを得ないのかもしれないが、個人的にはそういう人はこの番組に出るべきでないと思う。

*3:徳井さんは大抵自ら『コンテンポラリーダンス』と呼ぶヘンテコダンスを披露する

*4:有田さんは大抵プロレスラーの顔真似をする

*5:クロニクルで培われた力が発揮された