なーママふわ∞ポム日記

~関ジャニ∞を中心に、時折KinKi Kidsや嵐のことをふわふわと綴るブログ~

安田章大さん、33歳のお誕生日おめでとうございます

安田章大さん、33歳のお誕生日おめでとうございます。

ここからは、32歳の安田さんを私の独断と偏見で勝手に振り返ります。

アニメ・モンハン試写会

私が初めて画面を通さない生の安田さんを見たのは、アニメ・モンハン試写会。

安田さんが32歳になって約半月後の頃です。

もちろん他のメンバーもこのとき初めて直接見たので、その興奮はこれまで経験したことのないものでしたが、特に安田さんは写真撮影時や退場時の観客への心配りがとても素晴らしく、キラキラしたアイドルというだけでなく、きちんとした等身大の32歳社会人男性だな、とも思いました。それまで私の中で勝手に作られたアイドルへの偏見を完全に覆し、関ジャニ∞というグループから目が離せなくなった根本となったような気がします。

舞台『俺節

私は幸運にも舞台『俺節』を二度観劇する機会に恵まれました。初回は東京公演が始まってまもなくのとき、2度目は東京公演がまもなく終わりを迎える時期でした。初回は2階席の後ろから2列目、2度目は2階席の最後列という決して恵まれた席ではありませんでしたが、この2度の観劇を通じ私は安田さんから「心血を注ぐ」という言葉の本当の意味を教えられたように思います。

おそらく安田さんのもとには、既にお芝居の仕事のオファーが入ってきているでしょう。もしかしたら既に動いているものもあるかもしれません。そんな、安田さんの代表作の一つとなった作品を観られたことは私の財産です。

関ジャニ'sエイターテインメント ジャム 大阪公演

私が夏ツアー大阪最終日に安田さんを見た最初の印象は、

「あ…海鹿耕治だ…」

でした。

 

ここからは私の主観ですのでご了承ください。

 

舞台『俺節』は、主人公のコージ(海鹿耕治)とテレサが物理的に引き離されたところで終わっています。

しかし、原作はその後も続き、むしろその後の方が長いです。

コージは金銭的理由で、テレサは法的理由で会うことができず、コージはデビューという結果を勝ち得てテレサを迎えに行くことを目標に様々な困難と対峙していきます。とはいえ、コージもテレサも人間ですから、コージには売れない自分を献身的に支える同年代の女性ファン、テレサには自分の過去を全て知ったうえで求婚してくれる同郷の男性が、それぞれ出現し、コージもテレサも相手への気持ちを諦めようとするのですが、そこを撥ね退け、デビュー曲を披露する小さな舞台の会場にテレサが駆けつけたところで原作は終わります。

この、最後の場面の海鹿耕治の容姿に、大阪公演の安田さんはとても似ていました。演歌歌手を夢見て上京したときから2年経った最終回の海鹿耕治の髪は遥かに伸びていて、それが舞台が始まった時より伸びた安田さんの髪の長さとほぼ同じに見えました。また、海鹿耕治を演じきった安田さんの顔は、デビューという目標を成し遂げた海鹿耕治の顔つきとどことなく重なって見え、私には『海鹿耕治』の魂が、京セラドームに立ってギターを奏でる安田さんに宿ったかのように見えたのです。

SNSから遠ざかった理由

公演後、ネタバレを避けしばらく断っていたSNSを見ると、安田さんの髪型に否定的な意見が並んでいました。

私が大阪公演で感じたのはただの私の思い込みで、安田さんとしては単に舞台中に髪が伸びたのでこれまでやったことのない髪型をやってみようと思っただけなのだろうとは思います。ですが私は、自分が直接目で見て感じた印象のままでいたいな、と思い、それだけが理由ではないのですが、しばらくSNSから遠ざかりました。不義理なことをし、大変申し訳ありません。

33歳の安田さんが楽しみ

32歳は、音楽にお芝居にと様々なエンターテインメントを魅せてくれた安田さん。

33歳の安田さんに一つだけお願いがあるとすれば、

みるみる痩せて心配させないでください。

でしょうか。

10月からのペコジャニでは、美味しそうに食べる安田さんをたくさん見られるといいですね(まだ一度も見られてないし)

33歳の安田さんも応援しています。

『関ジャニ'sエイターテインメント ジャム』感想(ネタバレあり)

公演から既に半月以上経ちましたが、今のうちにライヴの感想をブログに書き残そうと思います。

セットリスト順の感想を書ければいいのですが、記憶が薄れているので、思いついたことを書きました。

以下、ネタバレありです。ご注意ください。

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関ジャニ∞の地元公演に初参加して(ネタバレなし)

2017年夏。

私は『関ジャニ'sエイターテインメント ジャム』で初めて大阪公演に参加しました。

大阪は関ジャニ∞のホーム。かつ、京セラドームは関ジャニ∞のドームツアー最終公演地となることが多く、これまで頻繁に映像化されてきた場所。

そんな関ジャニ∞にとって一際思い入れのある公演地ですが、東京公演にも大阪から参加されている方が多いだろうし、そこまで違いはないと私は思っていました。

ところが、実際に参加して、東京と大阪には想像以上の違いがありました。

あくまで一意見ですが、お読みいただけると嬉しいです。

 

※ツアー内容には触れていませんが、会場の雰囲気すら知りたくないという方はご注意ください※

 

今回私は大阪最終(日曜)の公演に参加しました。

真夏の公演に子どもエイターの娘と参加するので、グッズは前日に買っておいた方が安心。そこで、前日の土曜に私一人でグッズ購入へ行きました。

到着したのはおよそ開演1時間前。ドーム前はたくさんのエイターさんで溢れていました。

そんなたくさんのエイターさんを見て、私は東京との違いを見つけました。

【その1】男エイターの数

 前回の『関ジャニ'sエイターテインメント』冬ツアーで、私は平日2公演に参加しました。一方、今回はグッズ購入も参加公演も週末でした。ですので、前回と今回は、平日と週末という大きな違いがあり、単純に比較すべきでないかもしれません。

しかし、私がこれまで映像で見て想像していた人数とは比較にならないほど多くの男性エイターを、土曜の物販周辺だけでなく、日曜のドーム内で私の座席周辺でもたくさん見かけました。そして、帰りの電車の車内でも。その数は、私が昨年12月に参加したKinKi Kidsのドーム公演と近かった印象です。

但し、年齢層は違います。関ジャニ∞は20~30代男性がとても多く、加えてツアーTシャツを着ている男性がとても多いと感じました。家族やカップルでお揃いコーデをしているのは素敵だな~と羨ましく見ていました。

【その2】子どもエイターの数

これは、私が参加した前回の平日の東京公演の数とは圧倒的に桁が違いました。

特に、子どもの年齢。幼児~小学低学年の子どもエイターは性別問わずたくさんいました。そして、乳児連れのエイターさんが何人もいらっしゃいましたし、小学高学年~中学生の男の子も決して少なくありませんでした。

これだけの数の子どもエイターがいるなら、関西の園や学校では「昨日関ジャニ∞のコンサート行ってきてん!」「えー!めっちゃええやん!うらやましい!」という会話が繰り広げられるのでしょう。うらやましいなぁ。うちの娘は、あるお友だちに「関ジャニ∞が好き」と言ったら「ププ(笑)なんで?」と返されて以来、東京では私以外に関ジャニ∞のことを話さないようにしているようです。悲しい…。

【その3】エイターさんのかばんとTシャツ

かばんとTシャツは、ファン歴を表す指標の一つだと私は思っています。

Tシャツは、もちろん今回のジャムのものを着ている方が圧倒的に多いですが、関ジャニズムやJUKE BOXのものを着ている方もすごく多かったです。中には今年のメトロックのTシャツを着ている方もいました。運良く参加できた方なのでしょうね。

そして、かばん。E×E魂のものを持っている方は珍しくなく、十祭、8UPPERS、各リサイタル、中には集合魂の時のものを持っている方もいました。

やはり大阪は、長く熱心に関ジャニ∞を応援しているエイターさんが多い土地だなぁと改めて思いました。

【その4】「チケット譲ってください」を持った人の多さ

前回の冬ツアーは360°ステージで元々の動員数が今回よりも多かったので、これも単純比較はできないことは前提です。

 

前回の東京公演でも、水道橋駅にチケットを求めて立っている方はいました。ですが、その数は大阪の方がはるかに多いと感じました。

JR大正駅、ドームまでの道のり、ドーム前駅、そのどこでもチケットを求める方がたくさん立っていました。その数、私がざっと見ただけで1日あたり30人は軽く超えていた印象です。大阪にファンが多い分、大阪公演が激戦でチケットを手に入れられなかった方が多かったのでしょうか。

最後に

普段東京以外のドーム公演に多ステするのが難しい私にとって、今回はイレギュラーな夏のドームツアーだったことで、関ジャニ∞のホームである大阪公演に参加でき、私にとって貴重な公演となりました。

 

ところで、私の座席の位置の問題だったのかもしれませんが、音の反響がかなりあり、私も娘も時折「うん?」と音を探しました。これはドーム公演特有の問題で京セラドームが特別音が悪いというわけでなく、特に今回はセトリの関係もあったのかもしれません。なかなか難しいのかもしれませんが、名古屋以降は少しでも改善されるといいなぁと願います。

 

これからツアーに参加される皆さん。

貴重な夏ライヴ、楽しんでくださいね!!

うちの夫は仕事ができない~第1話~

先週7/8(土)午後10時から日本テレビ系でスタートした連続ドラマ『うちの夫は仕事ができない』。この第1話をようやく観ましたので、感想を書きます。まだご覧になっていない方はご注意ください。

第1話概要

www.ntv.co.jp

感想

冒頭にズッコケる

冒頭、松岡茉優ちゃん演じる沙也加の言葉からスタートします。

「私の夢はお嫁さん」 

うーん。ちょっと不吉な予感。

いえ、揚げ足取るわけじゃないんですけど、結婚すれば一応『嫁』にはなれるわけで。結婚十数年のアラフォーの私でさえ現役の『嫁』ですし、私の周りにいるバリキャリのママ友さんも立派な『嫁』ですから。 

 

で、シーンが明けると、不吉な予感は的中。まぁ、まさかバリキャリの『嫁』だとは思っていませんでしたけど…。

「派遣会社」というワードが出てきたので、妊娠発覚前はおそらく派遣社員だったのでしょう。ですが、それ以降沙也加の仕事については言及がなく、最後に「私が働きます」と言っていました。いやぁ、妊娠中の女性をパートでも雇ってくれる場所を探すのはとても厳しいですよ?さすがに世間知らずじゃ…と冷めた目で見てしまいました。

 

それと、マタ友って初めて聞いた言葉なのですが、今は当たり前なのでしょうか?

少なくとも、出産前まで仕事を続ける妊婦には無縁の人間関係のような気がします。

マックスエンターテインメントって仕事ができる人の集まり?

錦戸亮さん演じる司が勤めるイベント会社『マックスエンターテインメント』。

ここの社員たちは一応「仕事ができる人間」として紹介されているけれど、ツッコミどころ満載。

【その1】仕事ができる方の「小林司」

持論ですが、自分で「仕事ができる」と公言する人間ほど仕事ができないと思っていまして。

で、この「仕事ができる」と公言して憚らない方の小林司氏ですが。

社内報に載せられた写真が自分でないことを、なぜか「仕事ができない」小林司氏に詰め寄って罵倒しているのですけども。

いや、それって広報のミスでしょ?どうして当人を責める? 

つまり責任の所在がわかっていない=全然仕事ができる人間じゃないんですけど。

それでいて「俺は仕事ができる方の小林司だよ!」と怒鳴ってる辺り、どう考えても仕事ができる人間がやる行動ではないですね。こんな人間を「仕事ができる」と評価しているこの会社には疑問しかない。

【その2】司の先輩黒川

壇蜜さん演じる司の先輩黒川は、「…じゃねぇよ」などの男勝りな言葉を使っているバリキャリという設定のようです。

 …経験上、男性女性に限らず、仕事という公の場で「じゃねぇよ」なんて言葉遣いする仕事ができる人間とは会ったことがないですね。

こういう言葉遣いをする人は、相手を畏怖させる目的でこの言葉を使っているということ。

つまり、自分の仕事術や理路整然とした説明で相手に仕事を任せる能力がないという証。

ましてや、今日の第2話では泥酔して部下の司を自分の部屋まで送らせるというセクハラ&パワハラっぷり。どう考えても仕事のできる人間がやることじゃないですね。

 

おまけに、司に「7年間お疲れ」と言っていましたけど、黒川に人事権はありません。勘違いも甚だしい先輩ですね。

【その3】先輩をバカにする後輩田所

司が仕事で怒られればほくそ笑み、評価されれば露骨に嫌な顔をする後輩田所。

他人の仕事が気になって仕方のない人は、自分の仕事が満足にできておらず、他人と比較することでしか自分の仕事の出来不出来を知ることができないタイプの人間である証拠。

このタイプは同期との飲み会で「うちの先輩仕事ができなくてさ~」と愚痴るタイプだと思われますが、間違いなく陰で同期から煙たがられていて、実は敬遠されているタイプの人間ですね。

【その4】上司の土方

仕事ができる男としてこのドラマに存在する土方。

ただし、司が黒川にデザイナーのお母さんが危篤で郷里に帰ったことを知らせなかった(正確には黒川が一方的に電話をし電話を切った)ことへの対応に疑問でした。

 

その仕事の指示系統は、土方→黒川→司。

つまり、土方は「黒川が司の動向を把握していないこと」について黒川に注意を与え、ではなぜ司は黒川に正確な状況を伝えなかったのか、という事実確認をしなければならない立場です。

そこを通り越して、土方は司を一方的に叱責し、それまではワンマンで仕事をさせていたにもかかわらず、急に「組織は…」とチームプレイであるかの如く話をし出している。ダブルスタンダードも甚だしいですね。

「○○さん」呼びはよそよそしい?

殺伐とした会社の一方、夫を想う沙也加の無邪気さに心が洗われます(その無邪気さゆえ「私が働きます」は世間知らずだな…と苦笑いしてしまいますが)

 

ところで、夫のことを「○○さん」と呼ぶのはよそよそしいのでしょうか?

というのも、私は夫を「○○さん」と呼びます。よそよそしい意図も尊敬の念も全くなく、単に出会った時に周囲も同じ呼び方をしていた=あだ名のようなものだったからなのですが、そう思われてたのか~と思いました。まぁ最近では「お父さん」の方が多くなりましたが…。

 

司と沙也加の夫婦の会話シーンは素敵でした。2人とも演技が上手で、新婚の気持ちなどすっかり忘れ去った私ですらジーンとしました。ただ「子どもが大きくなるにつれて『お金はそんなにたくさんなくていい』とは言えない状況になる…」と思ってしまった私はだいぶ心が汚れているようです…。

批判の意図

ここまで批判的な内容をかなり書きましたが、これはおそらくこのドラマ制作者側の意図でもあるからだろうと思ったからです。

タイトルを見て、小林司がどれだけ仕事ができないのだろうと思いながら第1話を観た視聴者の多くは、「いや、仕事ができないってわけじゃないでしょ」という感想だったに違いありません。

 

今のマックスエンターテインメントは、デザイナーという下請を軽視し、自分たちの無理難題を通したやり方を貫いています。おそらく今後、こういったやり方が司以外の人間の仕事を苦しめる結果となっていくでしょう。人が介在する仕事で人を軽視すれば、やがて自らの首を締めることとなります。そういうところがどうなっていくか、2話以降も楽しみです。

 

ですが、私はこのドラマをリアルタイムで観られません。

というのも、娘がこのドラマを大変気に入り、絶対に一緒に観ると言っています。土曜とはいえ午後10時に一緒に観ることは難しいので、私たち母娘のペースでこのドラマを観ていこうと思います。

関ジャニ'sエイターテインメント ジャム』が幕を開けた

最後になりましたが、本日から関ジャニ∞の夏のドームツアーが始まります。

錦戸さんはドラマ撮影とツアーで多忙を極めると思いますが、どうかドラマもツアーも最後まで駆け抜けられますように。

 

私は、夏休みということもあり、大阪最終日に参加します。関西人の私ですが、今後関ジャニ∞が夏のドームツアーを定着させない限り、彼らのホームである京セラドームで彼らのパフォーマンスをみる機会は私たち母娘はあまりないと思うので、貴重なこの機会を楽しみます。ドームツアーに参加される皆さん、是非楽しみましょう!!

テレ東音楽祭&THE MUSIC DAY(&最後にちょっとだけ少プレ)

今年も音楽特番『テレ東音楽祭』と『THE MUSIC DAY』がありました。

旬の過ぎた内容ですが、備忘録です。

テレ東音楽祭

6/28(水)、今年も国分太一くん司会で行われました。

この特番はスタジオがあまり広くなく、観客とアーティストの距離が近いですね。

堂本剛さんの欠席

今年この番組で最も大きな衝撃発表だった剛さんの入院。

番組の早い時間に、たった一人で太一くんの隣に座る光一さん。

KinKi Kidsはデュオなので、1人で出てくることの違和感は想像以上でした。

光一さんの話を聞いて、あぁ、おそらくギリギリの判断だったんだろうな、と思いました。治療の開始が遅ければ聴力を回復することができなくなることもある厄介なこの病気。私もかかったことがありますが、ヘッドフォンをつけても音が聴こえないので、歌手にとっては取り返しのつかないことになります。以前テレビで、翼くんが入院した時に中居くんが「神様が『今休みなさい』と言ってるんだよ」という主旨のお手紙をもらったと言っていました。おそらく中居くんにとって弟分ともいえる剛さんももらっているのでしょうし、中居くんの言葉なら剛さんに届くでしょう。

とはいえ、既にドラマ収録やライヴのリハで忙しいのでしょうね。代役がなかなか立てられないジャニーズアイドルは本当に大変だな、と思いました。

光一さんと長瀬くんのコラボ

ピンチヒッターは長瀬くん。剛さんがいないことは寂しいと思いつつ、でも私は歓喜しました。

光一さんと長瀬くんが親友なのは有名。だけど、2016年お正月の堂本兄弟SPで「光一と3年くらいご飯に行っていない」と長瀬くんが言っていて、あぁ最近は2人とも忙しいからな…と寂しく感じていました。親友コンビの共演が実現して、とても貴重なものを見られました。

しかも歌われたのが『全部だきしめて』と『フラワー』というのが嬉しい!光一さんと長瀬くんのアコギツーショットは滅多に見られないし、『フラワー』ではレボレボ*1参加で堂本兄弟を思い出したり。みんなが剛さん不在の寂しさを埋めていて、胸が熱くなりました。

 

関ジャニ∞は結果的に順番が悪かったですね。『フラワー』直後のパフォーマンス、しかも事前収録だったので、お金かけてもらって良かったなぁという感想以外あまり印象は残りませんでした。

一方、この番組の最後あたりに出演したNEWSは印象的でした。1曲目、子ども向けの施設によくあるようなセットから歌っているNEWSが新鮮だったし*2、2曲目はファンとの距離が近く、NEWSを見上げるファンの方の目はキラキラしていました。テレ東ならではの演出でしたね。

THE MUSIC DAY

7/1(土)、今年も櫻井くん司会で放送されました。

こちらも入院中の剛さんは欠席したので、貴重なシーンがありました。

未満都市ジャニーズによる『愛されるよりも愛したい』&Anniversary

剛さんのピンチヒッターは相葉ちゃんとMJ。光一さんと『愛されるよりも愛したい』を披露しました。

それぞれが忙しい立場となったからか、あるいは事務所内の事情なのかはわかりませんが、ここ10年くらいKinKi Kidsと嵐が言葉を交わしているところをテレビで観るシーンが激減していたように思います。だから、光一さんが相葉ちゃんやMJの背中に手を当てて「ごめんね」「よろしく」と言っている姿は、貴重で新鮮でした。MJのジャニーズ入所のきっかけとなったMJのお姉さんも嬉しかったでしょうね。かつて『愛されるよりも愛したい』のバックダンサーを務めた相葉ちゃんとMJにとっても、20年後に光一さんと肩を並べて共演できることを心から喜んでいるようで、それが緊張から伝わってきました。

それにしても、この3人のダンスは素敵で、掛け持ちとしてもとっても嬉しいシーンでした。20年ぶりの未満都市もすごく楽しみです。

 

その後にAnniversaryを一人で歌う光一さんは、もう反則。それも自らこの曲を歌った方がいい、しかも2番を歌うと決めたなんて。放送から2日後のWSでまた涙することになるとは思ってもみませんでした。

KinKi Kidsが「お互いの電話番号を知らない」のは有名な話ですが、ちょっと前の夜会で櫻井くんが「有吉さんの電話番号を知らない。だって定期的に会うじゃん?」と言っていたのと同じで、パートナーとの関係ってそんなものだな、と思いました。電話番号を知らなくても、声をかけなくても、自分がやるべきこと、相手が望んでいることはわかるもの。そんな信頼関係を垣間見ることができました。

関ジャニ∞『奇跡の人』初披露

関ジャニ∞は、7月からの土10ドラマ『うちの夫は仕事ができない』主題歌で、さだまさしさん提供曲『奇跡の人』を初披露しました。

この歌は、さださんが関ジャニ∞にアンケートをとり歌詞が作られたようです。さださんが「(関ジャニ∞の結婚観が)年齢の割に古い」というニュアンスの話をされていたようで、特に若いeighterさんの中には受け入れがたい歌詞もあったようですね。私も若い頃だったら同じように感じたでしょう。

フルサイズを聴いたら感想が変わるかもしれませんが、アラフォーで比較的関ジャニ∞と歳が近い私は「そうねぇ」と思いながら聴きました。歳とったなぁ(苦笑)

やっぱり気になるジャニーズWEST

この番組でもう一つ印象に残ったのは、ジャニーズWESTの『おーさか 愛・EYE・哀』。レコメンで何度も耳にしている曲だし、3重あるいは6重の肩パット衣装は何回か見たことがあるはずなのに、最後のグラサンかけながら「あいあい」と歌い続けているシーンに釘付けになりました。ファンの方には賛否ある曲のようですが、私は好きです。

 

ジャス民さんから「今さら!?」とのツッコミ覚悟で。ようやく昨年放送されていたアニメ『逆転裁判』を最近観ています。てっきり『逆転Winner』だけが主題歌だと思っていたら、後半3か月は『人生は素晴らしい』も主題歌だったという事実をごく最近知った、情報が1年遅れている私です(苦笑)

この2曲、アニメ(≒ゲーム)の世界観にとてもマッチしています。『逆転Winner』は主人公成歩堂龍一の新米弁護士時代のフレッシュさを、『人生は素晴らしい』は成歩堂くんが出会いと別れ・再会を経験し少し成長した弁護士の姿を、それぞれ表していて、WESTくんたちは歌の表現力が高く曲の振り幅も大きいなぁと改めて思いました。やっぱりジャニーズWESTは気になります。

ジャニーズシャッフルメドレー

ここまでで長くなってしまったので、印象に残ったシーンを箇条書きで。

  • MJってシャッフルメドレーのトップバッターチーム率、高いような…。
  • 硝子の少年の「君に」で背中を向けるフリを忘れて真正面を向いてしまい、何となーく周囲に合わせてヌルッと背中を向けた錦戸さん
  • 北山くんの視線を無視し続ける大倉さん、ドS。
  • ひと際嬉しそうに『無責任ヒーロー』を歌っている重岡くん
  • 八乙女くん&まっすー、太一くん&光一さんで楽しそうなペアが作られている中で人見知りが発動し、千賀くんと肩を組めない横山さん
  • Ultra Music Powerで「ラ~ラ~ララ~ララ」でヌルっと手を振るのを忘れる丸山さん→「かーぜをきれ~~!」で挽回
  • Venus組はダンス優秀組(ただし安田さんは「間違えた!」と言っている)
  • ケンティーとともにメインとして高いステージに上がっていくのに、オジサンのようなステップになってしまうすばるさん(でも歌で全てをOKにする)
  • おーちゃん&ヒナちゃんが仲良くて平和。
  • キャスター組は歌も喋りもものすごい安定感。
  • 今年のチャリTかわいいな(近所のスーパーで売ってて毎回迷う。しかし外では着られないから確実に部屋着…)

少年倶楽部プレミアム

卓球とかオムライス作りとかお絵かきとか、見どころはたくさんあったのですが、これだけは言いたい。

NHKさん、舞台組の映像を放送してくれてありがとうございます!!

舞台が全て終わった今、横山さんの門前市郎も、安田さんの海鹿耕治も、大倉さんのヴァレンティンも、もう見られないので、あの映像は貴重なものになりました。

いや、横山さんの門前は、時々『今』の冒頭で出現しますね。「す、べ、てがきょ、こ、お!」と歌い出しそうです(笑)

 

結論。

ジャニーズグループ同士の交流を見てるの、楽しい。 

*1:T.M.Revolution西川貴教さん

*2:私にとってNEWSはTHEアイドル。キラキラ・クールなイメージの彼らがあんな手作り感満載のセットから歌うと思わなかった。

関ジャニ∞ニューアルバム『ジャム』オススメ曲

6/28(水)、1年7か月ぶりに関ジャニ∞ニューアルバム『ジャム』が発売されました。

詳細は下記公式特設ページをご覧ください↓

www.infinity-r.jp

※試聴もできますよ!

私のオススメ曲

このアルバム、全てオススメですが、その中で特に!というものを選びました。

【1曲目】えげつない(作詞・作曲・編曲:岡崎体育

岡崎体育さんが1か月を費やし完成した関ジャニ∞のためのヒップホップチューン。

この曲がラジオで初解禁されたときの感想です。

6/25の関ジャムで、ご本人が「この曲を作るためにインターネットでファンがまとめた情報から関ジャニ∞あるあるを調べた」と言っていました。確かにそれがわかります。

 

この曲のオススメは、中盤の「フリースタイルラップバトル」。関ジャムでも特集された「フリースタイルダンジョン」の関ジャニ∞版で、MC:村上、大倉VS安田、渋谷VS横山、錦戸VS丸山でラップバトルします。このバトル部分はラジオでは解禁されておらず、アルバムでしか聴けません。

村上さんがメンバーの中で唯一ラップバトルに参加していないことは寂しくもありますが、それ以上に私は村上さんのMCパートを聴いて「おー!フリースタイルダンジョンでのZeebraさんの位置!さすが!」と思ったし、ラップバトルに加わらなかったことにはちょっとホッとしたのです。

 

岡崎体育さんが村上さんをMCに据えた理由は分かりません。ですが、私は「disられる方のラップ詞が書きづらかった」のではないかな、と勝手に思っています。

というのも、村上さんって毎週月曜の深夜にフリースタイルバトルしているようなものじゃないですか。あの方からのdisを上回るラップ詞はそう簡単に作れないだろうなぁと思うし、そもそも岡崎体育さんがリスペクトしているヒャダインさんが提供した『TAKOYAKI in my heart』で「銭ゲバ 八重歯」っていう歌詞が既にあるので、これら(及び関連)のワードは避けざるをえない。そして、私はdisられる村上さんはtoo much・もうお腹いっぱいなので、それなら丸山さんを鼓舞する立場の方が楽しみです。この部分、まるひなはライヴで自由にやるでしょうね。今からニヤニヤします。

 

また、娘から「『えげつない』ってどういう意味?」と聞かれました。

元々の意味は「度を超えて(酷い)」だと思うのですが、この曲のサビの

最高でえげつない 

の歌詞は「最高で最強」と掛けているだろうから「最強」の意味も含んでるんでしょうね。岡崎体育さんの関ジャニ∞へのリスペクトを感じます。

【2曲目】Never Say Never(作詞・作曲:安田章大、編曲:久米康嵩) 

8月公開の映画『スパイダーマン ホームカミング』日本語吹替版主題歌で、メンバーの安田章大が作詞・作曲。

この曲がラジオで初解禁されたときの感想です。 

この曲を聴いたとき、私はUSJスパイダーマンのアトラクションに乗っている感覚を思い出しました。まるでスパイダーマンになって高層ビル群を上下しているような、あの感覚です。その感覚を曲で感じさせる安田さんの作詞・作曲術、すごくないですか。そしてそれが映画館で聴けるという。あぁなんて贅沢。安田さんととりわけ仲のいい大倉さんが「感無量」と言ったのがわかります。

 

驚くべきは、この曲の編曲が7時間で仕上げられていること。アレンジャーの久米さんの技術もさることながら、安田さんの頭の中は一体どうなっているのでしょう?いや、振付をたった1時間でマスターするジャニーズアイドルの皆さんは、私が生きている時間軸と違う。そう思います。

 

なお、『Never Say Never』のレコーディングの様子は、7/5(水)のめざましテレビで放送される予定です。気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

【3曲目】生きろ(作詞・作曲・編曲:渋谷すばる

他の2曲は3形態すべてに収録されていますが、この曲は通常盤のみの収録。

すばるさんが自身のラジオ『スバラジ』で、この曲の制作過程を語っていました。 

ある日ご飯を食べている時に、冒頭のメロディが突然浮かび、食事をいったん中断してメロディを起こした。

以前絢香さんがゲスト回の関ジャムで、すばるさんが「ヤスが降りてきた瞬間を見た」とややテンション高く語っていましたけど、ついにすばるさんにも「降りてきた」瞬間が出たということなのでしょう。それは、最近すばるさんが楽曲制作に重きを置いている賜物なのかもしれません。

 

『スバラジ』ではこんなエピソードも。

  • この曲の演奏は全てメンバー自身によるもの。
  • すばるさんはメンバーに自由な演奏を任せ、一人ひとりがきちんと考えてきた。
  • 特に安田さんのギターは画期的だった。
  • メンバーのバンドでの位置から声が聴こえるようになっている。

特に最後がポイント。うちは夫の趣味でPCに外付けスピーカーをわざわざつけているからそこそこの音質で聴けるのですが、私、この曲のためにCDをブルーレイに入れ、アンプ・ウーファー・ヘッドフォンという万全の形で聴きました。音はアナログかもしれないけど、すぐそこにメンバーがいる感覚がすごいんです。これを考えたすばるさんもかなり画期的ですよ。ぜひヘッドフォンかイヤフォンで聴いてほしい曲です。

 

そして歌詞については、

全員が30代になって、 今だから言える歌詞を(ニュアンス) 

という思いで作ったそうです。

 

私、この曲を初めてスバラジで聴いたすぐ後に、中学3年生の姪から進路相談を受けたんです。「行きたい高校がない。別にやりたいことなんかない。将来のこととかわからへん。」と。

その時、すばるさんがスバラジで語った、

「10代の頃に(傾倒していたブルーハーツの)ヒロトとかに(「生きろ」と)言われてたら変わってたかな、とか」(ニュアンス)

という言葉と、

何もなくたっていいから やりたい事なんて

夢や希望なんて なくたっていい ただ一つだけ

 

あなたを生きて あなたを生きて あなたを生きて

誰でもない あなたを生きて 生きて 生きて

というこの歌詞が頭で重なり、私は姪への言葉をすばるさんから借りました。

来月の夏休みでは姪に会うので通常盤を買って渡そうかなぁと目論んでいます(叔母による布教活動)

我が家の子どもエイターお気に入りベスト3

ちなみに、娘のお気に入りは、

【1位】えげつない

【2位】DO NA I

【3位】今

です。

『えげつない』では曲に合わせて一生懸命うちわを振っているし、

『DO NA I』では「楽しまナイ!♪」と歌い、

『今』では「今 今 いまー♪」とピョンピョンしています。

夏のドームツアーがとっても楽しみなようです。

アルバムは3種

今回のアルバムは、初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3種。それぞれ内容が異なっています。

簡単にご紹介すると、

初回A:丸山・安田・錦戸・大倉の年下組によるユニット曲(蔦谷好位置提供曲)+メンバーへの密着特典映像

 

初回B:横山・渋谷・村上の年上組によるユニット曲(3人の共作)+メンバー同士が撮影した関ジャニ∞クロニクルとのコラボ特典映像

 

通常盤:渋谷・安田・錦戸が制作した楽曲入り

です。

初回A・Bはファン向け、通常盤は初めて関ジャニ∞の曲を聴いてみたい方にオススメです。

特に初回Bが品薄みたいなので、ご購入はお早めに~! 

舞台『蜘蛛女のキス』感想

5/27~東京グローブ座で上演され、6/18で幕を閉じた舞台『蜘蛛女のキス』を観劇しました。

今回は既に終了した舞台なのでネタバレしています。また、本の記述を引用している箇所がありますが、この舞台の台詞と完全に一緒ではありません。

 

あらすじ

www.kumoonnanokiss.com

私が事前に読んだ本

私は観劇前に原作本を読んでおきたいタイプです。

ところが、この『蜘蛛女のキス』の原作本が本屋さんで見当たりませんでした。諦めモードで図書館に行くと、原作小説は貸出中でしたが、こちらの本がありました↓

蜘蛛女のキス (劇書房ベストプレイ・シリーズ)

蜘蛛女のキス (劇書房ベストプレイ・シリーズ)

 

この本の末尾にある「訳者あとがき」を引用します。

今回訳出したのは、同名の小説を元に作者のプイグ自身が舞台用に書き改めた戯曲『蜘蛛女のキス』El beso de la mujer arañaで、戯曲集『満天の星の下』(1983)に収められている。 

この本は台本で、今回の舞台『蜘蛛女のキス』は、細かい部分は違うところがあるものの、台詞やト書きはかなり近いものでした。

 

引用の下線部のとおり、今回の舞台は原作小説と内容が違うところがあります。

戯曲訳者によると、例えば、モリーナが語る映画の話について、小説では5つの映画を題材であるのに対し、戯曲では1つだけ、といった違いがあるそうです。

ですから、原作小説を読んで観劇した方は「どうしてここが抜けているんだろう」「ここが違う」と感じた方がいらっしゃったかもしれません。

舞台情報が解禁され一番最初に感じた疑問

この舞台の情報が解禁されたとき、全く原作を知らなかった私は『蜘蛛女のキス』との題名で大倉さんが単独主演なのがよくわかりませんでした。 題名だけを読めば『蜘蛛女』が主役であるように思えたからです。

そして、冒頭の戯曲訳本を読んでから、ますますそのことに興味を持ち始め、私なりに調べ、勝手に結論を出しました。

 

そんなわけで、ここからしばらくは私の勝手な解釈が長々と続きます。お付き合いいただける方がいれば嬉しいです。

 「蜘蛛女」とは

私は文学や歴史に全く疎いので、正しく理解していないところがあると思いますがご容赦ください。

 

本作のタイトルである『蜘蛛女』がモリーナを指すことは間違いありません。

なぜなら、終盤の場面にこんな台詞があるからです(以下、台詞部分は冒頭の訳本より原文どおり引用)。

バレンティン「あんたは蜘蛛女さ、男を糸で絡め取る。」

モリー「(喜んで。)まあ素敵!それ、気に入ったわ。」

 

ところで、訳者あとがきでこのような記述があります。少し長いです。

 一方、モリーナの人物像も発展するわけだが、それは彼がモデルとする映画女優たちを通じて達成される。つまり、様々なステレオタイプに自らを同一化させながら、結局彼はそれらを越えるのだ。したがって彼の死の選択も、そうした次元で捉えられなければならない。彼は所長との密約をバレンティンに教えることなく、自らそれに打ち克つのである。とはいえ結末は開かれているのであって、モリーナの死をどのように見るかは読者の判断に委ねられている。その意味で、小説そして戯曲の最後は読者に対する挑発であると同時に罠であるといえよう。つまり、そこに相変らず因襲的なクリシェとしてのヒロイン像を見出そうとするのか、人間としての尊厳を獲得したヒロイックなホモという新たなモデルを見出すのか。言い換えれば、文学的伝統と読者の意識の変革という問題が突きつけられているのである。したがって、伝統的には否定的イメージで捉えられてきた蜘蛛と女性の関係が、プイグの作品では肯定的なものへと逆転していることも考慮しなければならない。(原文通り)

この引用の太字部分「伝統的には否定的なイメージ」の蜘蛛と女性が何を指すのか、訳者は明らかにしていませんが、私はギリシャ神話に登場する「アラクネー」を指しているのかな、と思いました。

ギリシャ神話のアラクネー

参考までに、アラクネーのギリシャ神話のあらすじをご紹介します。

 アラクネーは機織り名人の人間だが、とにかく自信過剰で、神を信じていませんでした。アラクネーは神アテーナに機織りの勝負を申し込みます。彼女の織物自体は素晴らしかったけれど、その内容は神ゼウスを侮辱するものでした。アテーナは怒ってアラクネーの織物を引き裂き、額に手を当てアラクネーの思い上がりを諭そうとしますが、アラクネーは自殺します。しかし、アテーナはアラクネーにトリカブトの液をかけ、下半身を蜘蛛にした蜘蛛女として蘇生させ、永遠に蜘蛛の糸で機織りを続けさせています。

私が戯曲訳本を読み舞台を観たモリーナの印象からは、どうしてもこのアラクネーは一致しないし、プイグが示唆しているように思えませんでした。

ですから私は、訳者の意見である「否定→肯定」とは違い、プイグは別の蜘蛛と女性の関係をモリーナに当てはめたのではないかと思っています。

アメリカンインディアンに語り継がれるアシビカーシの伝説

アメリカの有名なお土産で「ドリームキャッチャー」があります。

拾い画ですが、これです↓見たことのある方も多いでしょうし、私もお土産でいただいたことがあります。

ドリームキャッチャーの起源は、アメリカンインディアンのオブジワ族。オブジワ族では、ドリームキャッチャーが人々を悪夢から守り、悪いエネルギーと悪夢を遠ざけると考えられています。その根拠は、この部族に語り継がれるアシビカーシの伝説です。

こちらのあらすじもご紹介します。 

 部族にはアシビカーシという蜘蛛女として知られる美しい女性がいました。彼女は蜘蛛女という容姿のイメージとは異なり、世界の生き物の世話をし、子ども達のベッドに目に見えない網を作って悪夢を網に絡ませ、子ども達を悪夢から遠ざけていました。

 そしてドリームキャッチャーは、悪は網をすり抜け、善は網に留まって子ども達のベッドの羽に落ちて子ども達を包むと信じられています。

 

ヴァレンティンがモリーナに「蜘蛛女だ」と言ったのは、二人が肉体的に重なった翌朝のシーンです。 それまでヴァレンティンはひどい眩暈に悩まされ、拷問を受け、下剤を入れた料理を食べさせられるなど心身共に追い詰められていました。

そんなヴァレンティンが、モリーナと肉体的に重なった翌朝に言ったのが、

「セックスというのは無邪気そのものだ」

でした。

アシビカーシの、蜘蛛女という醜い容姿と怖いイメージとは異なった深い愛情を感じる行動。

それは、身体的には男性なのに心は女性であるモリーナのアンバランスさと、ヴァレンティンに無邪気な安息を一瞬与えた行為に重なるものがあるように私には見えました。

原作小説はラテンアメリカ文学に分類され、プイグ自身一時期アメリカに亡命していた時期があることからも、プイグが意図した『蜘蛛女』はアシビカーシの方ではないかと私は思います。 

「キス」とは

こちらも訳者あとがきを引用します。長いですがお付き合い下さい。

 小説、映画、戯曲、舞台という形式の違いはあるものの、『蜘蛛女のキス』におけるクライマックスは、モリーナとバレンティンがキスをする場面だろう(略)。それは同性愛と異性愛、保守と革新といった二項対立が融合した瞬間であり、それまでの二人の弁証法的対話の結果を意味する象徴的行為である。このキスについては、モリーナの語る「黒豹女」に登場するイレーナの禁じられたキスとしてすでにほのめかされていたわけだが、精神分析医のキスは彼女に掛かっている魔法を解けなかったばかりか、彼に死をもたらすのに対し、バレンティンのそれはモリーナを魔法から解放する。ここに観られるのはお伽噺の典型ともいえる、魔法にかかった姫君に王子がキスをすることでその魔法が解けるというパタンである。だが、そのベクトルは一方的ではない。なぜなら、バレンティンマチスモや疑似フロイディズムに象徴される教条主義もまた変質をこうむるからだ。(原文通り)

引用のクライマックス前のシーンを冒頭の本から引用します。

モリー「お別れに、頼みたいことがあるの。あたしたちがまだ一度もしてないことよ、二人でもっとひどいこともしたけどさ。」

バレンティン「なんなんだい?」

モリー「キスよ。」

バレンティン「本当だ。」

モリー「でもそれは最後の最後、あたしが出て行くときにね。」

バレンティン「いいよ。」

モリー「知りたいことがあるんだけど……あたしにキスするの、気持悪いことだったの?」

バレンティン「うーん……きっと、あんたが黒豹にならないかと心配だったからだ。」

モリー「あたしは黒豹女じゃないわ。」

バレンティン「確かにちがう。」 

そして、クライマックスシーンも引用します。

モリーバレンティン……」

バレンティン「なんだい?」

モリー「別に……なんでもないわ……。」

バレンティン「……。」

モリーバレンティン……。」

バレンティン「どうした?」

モリー「なんでもない、ばかみたいなことよ……。」

バレンティン「してほしかったのかい?」

モリー「何を?」

バレンティン「キスだよ。」

モリー「ううん、他のことだったの。」

バレンティン「キスしてほしくないのかい、今?」

モリー「そうね、してほしいわ、あなたさえ気持悪くなければ。」

バレンティン「おれを怒らせる気か。(モリーナに近寄り、おそるおそる唇にキスをする。)」

モリー「……。」

バレンティン「……。」

モリー「ありがとう。」

バレンティン「礼を言うのはこっちだ。」

モリー「……。」

バレンティン「……。」

モリー「さあ、あなたの仲間の電話番号を教えて。」

バレンティン「そうしてほしけりゃ。」

モリー「メッセージを伝えるわ。」

バレンティン「分った。それがおれに言いたかったのかい?」

モリー「そうよ。」

バレンティン「(ふたたびモリーナを抱き締める。)そう言ってくれて、本当に嬉しいよ。電話番号は……」

このように、ヴァレンティンとモリーナは先に体を重ね、お別れの時に初めてキスをします。

 

次に『俺節』の原作話をします。ご注意ください。

 

舞台ではないシーンですが、原作俺節テレサが生板ショーの最中に客からキスをせがまれ「ノー!」ときっぱり拒否する場面があります。このシーンの前に、テレサは自分からコージの頬にキスをしています。ストリッパーのテレサにとってキスは特別なんですね。

 

そして、体は男でも心は女性であるモリーナにとっても、キスは特別なものだったのでしょう。それは、愛する人からもらう最大のプレゼントであると同時に、愛する人と今生の別れをも表すもので、政府から送られたスパイとして洗脳された自分を目覚めさせ、スパイとしての自分と決別するためのキス。それは儚くて美しく、胸を締め付けられる苦しいシーンでした。  

モリーナが主役でない理由

この舞台は、私を含め、観客の大多数が大倉さんファンの女性でした。

ですから、観客の大多数は、私を含め、モリーナの視点からヴァレンティンを見ることが多かったのではないでしょうか。その意味では、多くの観客はモリーナ同様『蜘蛛女』の気持ちになり、その視点でヴァレンティンを見つめ、最後のキスを見届けることになるので、劇場の中にいる人々の視線が最も注がれる人=ヴァレンティンなので単独主演なんだろうな、と私は勝手に納得しました。

感想

長々と書き連ねましたが、ここから感想です。

①開演中ずっと大倉さんを見ていられる贅沢さ

二人芝居、ストレートプレイは、演じる役者さんはとても大変だと思いました。舞台中ずっと2人が出続けているので、休息はとれないし失敗も許されない。ボイトレした横山さんや毎公演激しく歌う安田さんはもちろん大変ですが、お2人とはまた違った過酷さが大倉さんにはあったと想像します。

それは、ファンにとってはずっと大倉さんを眺めていられるというこの上ない贅沢を意味します。ヴァレンティンを演じる大倉さんです。とんでもない色気でした。はい…

渡辺いっけいさんの演技力はすごい

先ほども書いた通り、渡辺いっけいさんの演じるモリーナに観客はどんどん惹き込まれ、観劇中はモリーナに自分の感情を寄り添わせていたような感覚でした。それだけでなく、いっけいさんは大倉さんを上手く引っ張り、大倉さんの魅力を引き出す演技力をも兼ね備えていました。

 

私は先月『髑髏城の七人』を観劇して劇団☆新感線や役者さん、特に古田新太さんに圧倒されましたが、さすが古田さんの先輩にあたるいっけいさん。観客はほぼ大倉さんファンという圧倒的アウェイ、しかもかなりきわどいラブシーンやキスシーンがある中で、私よりも女性的な所作・感情の機微で観客をヴァレンティンを見つめるモリーナの視点にすっかり取り込んでしまう演技をされていました。いやぁ、すごかったです。

③ラストの演出の印象が違う 

観客のほとんどが大倉さんファンという視点は、演出の鈴木裕美さんも同じだったと想像します。 

 

冒頭の本の最後にト書きがあるのですが、このト書きと舞台のラストの印象がまるで違いました。鈴木さんが演出に関する質問をツイッターで受けてらっしゃったので私も質問してみようかと一瞬思いましたが、ここは観客それぞれが観て感じる部分のような気もするので、私の印象を大事にしておこうと思います。

ちなみに、私は鈴木さんの演出の方が好みでした。理由は、鈴木さんの演出が細やかで救いがあって、女性あるいは日本人が好むエンディングであるようにも思ったからです。

④最後に、大倉さんへ謝罪

あるシーンで、ヴァレンティンが食料に混ぜられた下剤によって「お腹が痛い」とのたうち回るのですが、

「迫真の演技だ…」

と思ってしまった私をお許しください。

もちろん、同じ腹痛でも大倉さんは出ないつらさで、ヴァレンティンは出さざるをえないつらさという違いがあるのは分かっていたのですが、そこだけはそういう目で見てしまいました(苦笑)

 

戯曲訳本を読んだときにこのシーンがあることは分かっていたので「まさか…ないよね…」と思ってしまったのですが、よくよく考えたらこのシーンはヴァレンティンとモリーナの関係が一気に近づく大切なシーンだからカットできるはずもなく。そしてそんな大切なシーンなのに……大倉さん、ごめんなさい。でも、とっても素敵なシーンでした。

 

きっと『蜘蛛女のキス』は、大倉さんの代表作の一つになるでしょう。私がこれまで観た大倉さんのお芝居の作品で一番好きだし、実は今も余韻に浸っています。これを引きずると言うのかな。

私はこれまで大倉さんの放つ一言や思考回路に興味がありましたが、それに加えてヴァレンティンを身に纏った大倉さんが忘れられません。罪な男…(笑)私の心の中で大切に保管しておきます。

 

大倉さん、お疲れさまでした。

そして、素敵な舞台をありがとうございました。