なーママふわ∞ポム日記

~関ジャニ∞を中心に、時折KinKi Kidsや嵐のことをふわふわと綴るブログ~

うちの夫は仕事ができない~第1話~

先週7/8(土)午後10時から日本テレビ系でスタートした連続ドラマ『うちの夫は仕事ができない』。この第1話をようやく観ましたので、感想を書きます。まだご覧になっていない方はご注意ください。

第1話概要

www.ntv.co.jp

感想

冒頭にズッコケる

冒頭、松岡茉優ちゃん演じる沙也加の言葉からスタートします。

「私の夢はお嫁さん」 

うーん。ちょっと不吉な予感。

いえ、揚げ足取るわけじゃないんですけど、結婚すれば一応『嫁』にはなれるわけで。結婚十数年のアラフォーの私でさえ現役の『嫁』ですし、私の周りにいるバリキャリのママ友さんも立派な『嫁』ですから。 

 

で、シーンが明けると、不吉な予感は的中。まぁ、まさかバリキャリの『嫁』だとは思っていませんでしたけど…。

「派遣会社」というワードが出てきたので、妊娠発覚前はおそらく派遣社員だったのでしょう。ですが、それ以降沙也加の仕事については言及がなく、最後に「私が働きます」と言っていました。いやぁ、妊娠中の女性をパートでも雇ってくれる場所を探すのはとても厳しいですよ?さすがに世間知らずじゃ…と冷めた目で見てしまいました。

 

それと、マタ友って初めて聞いた言葉なのですが、今は当たり前なのでしょうか?

少なくとも、出産前まで仕事を続ける妊婦には無縁の人間関係のような気がします。

マックスエンターテインメントって仕事ができる人の集まり?

錦戸亮さん演じる司が勤めるイベント会社『マックスエンターテインメント』。

ここの社員たちは一応「仕事ができる人間」として紹介されているけれど、ツッコミどころ満載。

【その1】仕事ができる方の「小林司」

持論ですが、自分で「仕事ができる」と公言する人間ほど仕事ができないと思っていまして。

で、この「仕事ができる」と公言して憚らない方の小林司氏ですが。

社内報に載せられた写真が自分でないことを、なぜか「仕事ができない」小林司氏に詰め寄って罵倒しているのですけども。

いや、それって広報のミスでしょ?どうして当人を責める? 

つまり責任の所在がわかっていない=全然仕事ができる人間じゃないんですけど。

それでいて「俺は仕事ができる方の小林司だよ!」と怒鳴ってる辺り、どう考えても仕事ができる人間がやる行動ではないですね。こんな人間を「仕事ができる」と評価しているこの会社には疑問しかない。

【その2】司の先輩黒川

壇蜜さん演じる司の先輩黒川は、「…じゃねぇよ」などの男勝りな言葉を使っているバリキャリという設定のようです。

 …経験上、男性女性に限らず、仕事という公の場で「じゃねぇよ」なんて言葉遣いする仕事ができる人間とは会ったことがないですね。

こういう言葉遣いをする人は、相手を畏怖させる目的でこの言葉を使っているということ。

つまり、自分の仕事術や理路整然とした説明で相手に仕事を任せる能力がないという証。

ましてや、今日の第2話では泥酔して部下の司を自分の部屋まで送らせるというセクハラ&パワハラっぷり。どう考えても仕事のできる人間がやることじゃないですね。

 

おまけに、司に「7年間お疲れ」と言っていましたけど、黒川に人事権はありません。勘違いも甚だしい先輩ですね。

【その3】先輩をバカにする後輩田所

司が仕事で怒られればほくそ笑み、評価されれば露骨に嫌な顔をする後輩田所。

他人の仕事が気になって仕方のない人は、自分の仕事が満足にできておらず、他人と比較することでしか自分の仕事の出来不出来を知ることができないタイプの人間である証拠。

このタイプは同期との飲み会で「うちの先輩仕事ができなくてさ~」と愚痴るタイプだと思われますが、間違いなく陰で同期から煙たがられていて、実は敬遠されているタイプの人間ですね。

【その4】上司の土方

仕事ができる男としてこのドラマに存在する土方。

ただし、司が黒川にデザイナーのお母さんが危篤で郷里に帰ったことを知らせなかった(正確には黒川が一方的に電話をし電話を切った)ことへの対応に疑問でした。

 

その仕事の指示系統は、土方→黒川→司。

つまり、土方は「黒川が司の動向を把握していないこと」について黒川に注意を与え、ではなぜ司は黒川に正確な状況を伝えなかったのか、という事実確認をしなければならない立場です。

そこを通り越して、土方は司を一方的に叱責し、それまではワンマンで仕事をさせていたにもかかわらず、急に「組織は…」とチームプレイであるかの如く話をし出している。ダブルスタンダードも甚だしいですね。

「○○さん」呼びはよそよそしい?

殺伐とした会社の一方、夫を想う沙也加の無邪気さに心が洗われます(その無邪気さゆえ「私が働きます」は世間知らずだな…と苦笑いしてしまいますが)

 

ところで、夫のことを「○○さん」と呼ぶのはよそよそしいのでしょうか?

というのも、私は夫を「○○さん」と呼びます。よそよそしい意図も尊敬の念も全くなく、単に出会った時に周囲も同じ呼び方をしていた=あだ名のようなものだったからなのですが、そう思われてたのか~と思いました。まぁ最近では「お父さん」の方が多くなりましたが…。

 

司と沙也加の夫婦の会話シーンは素敵でした。2人とも演技が上手で、新婚の気持ちなどすっかり忘れ去った私ですらジーンとしました。ただ「子どもが大きくなるにつれて『お金はそんなにたくさんなくていい』とは言えない状況になる…」と思ってしまった私はだいぶ心が汚れているようです…。

批判の意図

ここまで批判的な内容をかなり書きましたが、これはおそらくこのドラマ制作者側の意図でもあるからだろうと思ったからです。

タイトルを見て、小林司がどれだけ仕事ができないのだろうと思いながら第1話を観た視聴者の多くは、「いや、仕事ができないってわけじゃないでしょ」という感想だったに違いありません。

 

今のマックスエンターテインメントは、デザイナーという下請を軽視し、自分たちの無理難題を通したやり方を貫いています。おそらく今後、こういったやり方が司以外の人間の仕事を苦しめる結果となっていくでしょう。人が介在する仕事で人を軽視すれば、やがて自らの首を締めることとなります。そういうところがどうなっていくか、2話以降も楽しみです。

 

ですが、私はこのドラマをリアルタイムで観られません。

というのも、娘がこのドラマを大変気に入り、絶対に一緒に観ると言っています。土曜とはいえ午後10時に一緒に観ることは難しいので、私たち母娘のペースでこのドラマを観ていこうと思います。

関ジャニ'sエイターテインメント ジャム』が幕を開けた

最後になりましたが、本日から関ジャニ∞の夏のドームツアーが始まります。

錦戸さんはドラマ撮影とツアーで多忙を極めると思いますが、どうかドラマもツアーも最後まで駆け抜けられますように。

 

私は、夏休みということもあり、大阪最終日に参加します。関西人の私ですが、今後関ジャニ∞が夏のドームツアーを定着させない限り、彼らのホームである京セラドームで彼らのパフォーマンスをみる機会は私たち母娘はあまりないと思うので、貴重なこの機会を楽しみます。ドームツアーに参加される皆さん、是非楽しみましょう!!

テレ東音楽祭&THE MUSIC DAY(&最後にちょっとだけ少プレ)

今年も音楽特番『テレ東音楽祭』と『THE MUSIC DAY』がありました。

旬の過ぎた内容ですが、備忘録です。

テレ東音楽祭

6/28(水)、今年も国分太一くん司会で行われました。

この特番はスタジオがあまり広くなく、観客とアーティストの距離が近いですね。

堂本剛さんの欠席

今年この番組で最も大きな衝撃発表だった剛さんの入院。

番組の早い時間に、たった一人で太一くんの隣に座る光一さん。

KinKi Kidsはデュオなので、1人で出てくることの違和感は想像以上でした。

光一さんの話を聞いて、あぁ、おそらくギリギリの判断だったんだろうな、と思いました。治療の開始が遅ければ聴力を回復することができなくなることもある厄介なこの病気。私もかかったことがありますが、ヘッドフォンをつけても音が聴こえないので、歌手にとっては取り返しのつかないことになります。以前テレビで、翼くんが入院した時に中居くんが「神様が『今休みなさい』と言ってるんだよ」という主旨のお手紙をもらったと言っていました。おそらく中居くんにとって弟分ともいえる剛さんももらっているのでしょうし、中居くんの言葉なら剛さんに届くでしょう。

とはいえ、既にドラマ収録やライヴのリハで忙しいのでしょうね。代役がなかなか立てられないジャニーズアイドルは本当に大変だな、と思いました。

光一さんと長瀬くんのコラボ

ピンチヒッターは長瀬くん。剛さんがいないことは寂しいと思いつつ、でも私は歓喜しました。

光一さんと長瀬くんが親友なのは有名。だけど、2016年お正月の堂本兄弟SPで「光一と3年くらいご飯に行っていない」と長瀬くんが言っていて、あぁ最近は2人とも忙しいからな…と寂しく感じていました。親友コンビの共演が実現して、とても貴重なものを見られました。

しかも歌われたのが『全部だきしめて』と『フラワー』というのが嬉しい!光一さんと長瀬くんのアコギツーショットは滅多に見られないし、『フラワー』ではレボレボ*1参加で堂本兄弟を思い出したり。みんなが剛さん不在の寂しさを埋めていて、胸が熱くなりました。

 

関ジャニ∞は結果的に順番が悪かったですね。『フラワー』直後のパフォーマンス、しかも事前収録だったので、お金かけてもらって良かったなぁという感想以外あまり印象は残りませんでした。

一方、この番組の最後あたりに出演したNEWSは印象的でした。1曲目、子ども向けの施設によくあるようなセットから歌っているNEWSが新鮮だったし*2、2曲目はファンとの距離が近く、NEWSを見上げるファンの方の目はキラキラしていました。テレ東ならではの演出でしたね。

THE MUSIC DAY

7/1(土)、今年も櫻井くん司会で放送されました。

こちらも入院中の剛さんは欠席したので、貴重なシーンがありました。

未満都市ジャニーズによる『愛されるよりも愛したい』&Anniversary

剛さんのピンチヒッターは相葉ちゃんとMJ。光一さんと『愛されるよりも愛したい』を披露しました。

それぞれが忙しい立場となったからか、あるいは事務所内の事情なのかはわかりませんが、ここ10年くらいKinKi Kidsと嵐が言葉を交わしているところをテレビで観るシーンが激減していたように思います。だから、光一さんが相葉ちゃんやMJの背中に手を当てて「ごめんね」「よろしく」と言っている姿は、貴重で新鮮でした。MJのジャニーズ入所のきっかけとなったMJのお姉さんも嬉しかったでしょうね。かつて『愛されるよりも愛したい』のバックダンサーを務めた相葉ちゃんとMJにとっても、20年後に光一さんと肩を並べて共演できることを心から喜んでいるようで、それが緊張から伝わってきました。

それにしても、この3人のダンスは素敵で、掛け持ちとしてもとっても嬉しいシーンでした。20年ぶりの未満都市もすごく楽しみです。

 

その後にAnniversaryを一人で歌う光一さんは、もう反則。それも自らこの曲を歌った方がいい、しかも2番を歌うと決めたなんて。放送から2日後のWSでまた涙することになるとは思ってもみませんでした。

KinKi Kidsが「お互いの電話番号を知らない」のは有名な話ですが、ちょっと前の夜会で櫻井くんが「有吉さんの電話番号を知らない。だって定期的に会うじゃん?」と言っていたのと同じで、パートナーとの関係ってそんなものだな、と思いました。電話番号を知らなくても、声をかけなくても、自分がやるべきこと、相手が望んでいることはわかるもの。そんな信頼関係を垣間見ることができました。

関ジャニ∞『奇跡の人』初披露

関ジャニ∞は、7月からの土10ドラマ『うちの夫は仕事ができない』主題歌で、さだまさしさん提供曲『奇跡の人』を初披露しました。

この歌は、さださんが関ジャニ∞にアンケートをとり歌詞が作られたようです。さださんが「(関ジャニ∞の結婚観が)年齢の割に古い」というニュアンスの話をされていたようで、特に若いeighterさんの中には受け入れがたい歌詞もあったようですね。私も若い頃だったら同じように感じたでしょう。

フルサイズを聴いたら感想が変わるかもしれませんが、アラフォーで比較的関ジャニ∞と歳が近い私は「そうねぇ」と思いながら聴きました。歳とったなぁ(苦笑)

やっぱり気になるジャニーズWEST

この番組でもう一つ印象に残ったのは、ジャニーズWESTの『おーさか 愛・EYE・哀』。レコメンで何度も耳にしている曲だし、3重あるいは6重の肩パット衣装は何回か見たことがあるはずなのに、最後のグラサンかけながら「あいあい」と歌い続けているシーンに釘付けになりました。ファンの方には賛否ある曲のようですが、私は好きです。

 

ジャス民さんから「今さら!?」とのツッコミ覚悟で。ようやく昨年放送されていたアニメ『逆転裁判』を最近観ています。てっきり『逆転Winner』だけが主題歌だと思っていたら、後半3か月は『人生は素晴らしい』も主題歌だったという事実をごく最近知った、情報が1年遅れている私です(苦笑)

この2曲、アニメ(≒ゲーム)の世界観にとてもマッチしています。『逆転Winner』は主人公成歩堂龍一の新米弁護士時代のフレッシュさを、『人生は素晴らしい』は成歩堂くんが出会いと別れ・再会を経験し少し成長した弁護士の姿を、それぞれ表していて、WESTくんたちは歌の表現力が高く曲の振り幅も大きいなぁと改めて思いました。やっぱりジャニーズWESTは気になります。

ジャニーズシャッフルメドレー

ここまでで長くなってしまったので、印象に残ったシーンを箇条書きで。

  • MJってシャッフルメドレーのトップバッターチーム率、高いような…。
  • 硝子の少年の「君に」で背中を向けるフリを忘れて真正面を向いてしまい、何となーく周囲に合わせてヌルッと背中を向けた錦戸さん
  • 北山くんの視線を無視し続ける大倉さん、ドS。
  • ひと際嬉しそうに『無責任ヒーロー』を歌っている重岡くん
  • 八乙女くん&まっすー、太一くん&光一さんで楽しそうなペアが作られている中で人見知りが発動し、千賀くんと肩を組めない横山さん
  • Ultra Music Powerで「ラ~ラ~ララ~ララ」でヌルっと手を振るのを忘れる丸山さん→「かーぜをきれ~~!」で挽回
  • Venus組はダンス優秀組(ただし安田さんは「間違えた!」と言っている)
  • ケンティーとともにメインとして高いステージに上がっていくのに、オジサンのようなステップになってしまうすばるさん(でも歌で全てをOKにする)
  • おーちゃん&ヒナちゃんが仲良くて平和。
  • キャスター組は歌も喋りもものすごい安定感。
  • 今年のチャリTかわいいな(近所のスーパーで売ってて毎回迷う。しかし外では着られないから確実に部屋着…)

少年倶楽部プレミアム

卓球とかオムライス作りとかお絵かきとか、見どころはたくさんあったのですが、これだけは言いたい。

NHKさん、舞台組の映像を放送してくれてありがとうございます!!

舞台が全て終わった今、横山さんの門前市郎も、安田さんの海鹿耕治も、大倉さんのヴァレンティンも、もう見られないので、あの映像は貴重なものになりました。

いや、横山さんの門前は、時々『今』の冒頭で出現しますね。「す、べ、てがきょ、こ、お!」と歌い出しそうです(笑)

 

結論。

ジャニーズグループ同士の交流を見てるの、楽しい。 

*1:T.M.Revolution西川貴教さん

*2:私にとってNEWSはTHEアイドル。キラキラ・クールなイメージの彼らがあんな手作り感満載のセットから歌うと思わなかった。

関ジャニ∞ニューアルバム『ジャム』オススメ曲

6/28(水)、1年7か月ぶりに関ジャニ∞ニューアルバム『ジャム』が発売されました。

詳細は下記公式特設ページをご覧ください↓

www.infinity-r.jp

※試聴もできますよ!

私のオススメ曲

このアルバム、全てオススメですが、その中で特に!というものを選びました。

【1曲目】えげつない(作詞・作曲・編曲:岡崎体育

岡崎体育さんが1か月を費やし完成した関ジャニ∞のためのヒップホップチューン。

この曲がラジオで初解禁されたときの感想です。

6/25の関ジャムで、ご本人が「この曲を作るためにインターネットでファンがまとめた情報から関ジャニ∞あるあるを調べた」と言っていました。確かにそれがわかります。

 

この曲のオススメは、中盤の「フリースタイルラップバトル」。関ジャムでも特集された「フリースタイルダンジョン」の関ジャニ∞版で、MC:村上、大倉VS安田、渋谷VS横山、錦戸VS丸山でラップバトルします。このバトル部分はラジオでは解禁されておらず、アルバムでしか聴けません。

村上さんがメンバーの中で唯一ラップバトルに参加していないことは寂しくもありますが、それ以上に私は村上さんのMCパートを聴いて「おー!フリースタイルダンジョンでのZeebraさんの位置!さすが!」と思ったし、ラップバトルに加わらなかったことにはちょっとホッとしたのです。

 

岡崎体育さんが村上さんをMCに据えた理由は分かりません。ですが、私は「disられる方のラップ詞が書きづらかった」のではないかな、と勝手に思っています。

というのも、村上さんって毎週月曜の深夜にフリースタイルバトルしているようなものじゃないですか。あの方からのdisを上回るラップ詞はそう簡単に作れないだろうなぁと思うし、そもそも岡崎体育さんがリスペクトしているヒャダインさんが提供した『TAKOYAKI in my heart』で「銭ゲバ 八重歯」っていう歌詞が既にあるので、これら(及び関連)のワードは避けざるをえない。そして、私はdisられる村上さんはtoo much・もうお腹いっぱいなので、それなら丸山さんを鼓舞する立場の方が楽しみです。この部分、まるひなはライヴで自由にやるでしょうね。今からニヤニヤします。

 

また、娘から「『えげつない』ってどういう意味?」と聞かれました。

元々の意味は「度を超えて(酷い)」だと思うのですが、この曲のサビの

最高でえげつない 

の歌詞は「最高で最強」と掛けているだろうから「最強」の意味も含んでるんでしょうね。岡崎体育さんの関ジャニ∞へのリスペクトを感じます。

【2曲目】Never Say Never(作詞・作曲:安田章大、編曲:久米康嵩) 

8月公開の映画『スパイダーマン ホームカミング』日本語吹替版主題歌で、メンバーの安田章大が作詞・作曲。

この曲がラジオで初解禁されたときの感想です。 

この曲を聴いたとき、私はUSJスパイダーマンのアトラクションに乗っている感覚を思い出しました。まるでスパイダーマンになって高層ビル群を上下しているような、あの感覚です。その感覚を曲で感じさせる安田さんの作詞・作曲術、すごくないですか。そしてそれが映画館で聴けるという。あぁなんて贅沢。安田さんととりわけ仲のいい大倉さんが「感無量」と言ったのがわかります。

 

驚くべきは、この曲の編曲が7時間で仕上げられていること。アレンジャーの久米さんの技術もさることながら、安田さんの頭の中は一体どうなっているのでしょう?いや、振付をたった1時間でマスターするジャニーズアイドルの皆さんは、私が生きている時間軸と違う。そう思います。

 

なお、『Never Say Never』のレコーディングの様子は、7/5(水)のめざましテレビで放送される予定です。気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

【3曲目】生きろ(作詞・作曲・編曲:渋谷すばる

他の2曲は3形態すべてに収録されていますが、この曲は通常盤のみの収録。

すばるさんが自身のラジオ『スバラジ』で、この曲の制作過程を語っていました。 

ある日ご飯を食べている時に、冒頭のメロディが突然浮かび、食事をいったん中断してメロディを起こした。

以前絢香さんがゲスト回の関ジャムで、すばるさんが「ヤスが降りてきた瞬間を見た」とややテンション高く語っていましたけど、ついにすばるさんにも「降りてきた」瞬間が出たということなのでしょう。それは、最近すばるさんが楽曲制作に重きを置いている賜物なのかもしれません。

 

『スバラジ』ではこんなエピソードも。

  • この曲の演奏は全てメンバー自身によるもの。
  • すばるさんはメンバーに自由な演奏を任せ、一人ひとりがきちんと考えてきた。
  • 特に安田さんのギターは画期的だった。
  • メンバーのバンドでの位置から声が聴こえるようになっている。

特に最後がポイント。うちは夫の趣味でPCに外付けスピーカーをわざわざつけているからそこそこの音質で聴けるのですが、私、この曲のためにCDをブルーレイに入れ、アンプ・ウーファー・ヘッドフォンという万全の形で聴きました。音はアナログかもしれないけど、すぐそこにメンバーがいる感覚がすごいんです。これを考えたすばるさんもかなり画期的ですよ。ぜひヘッドフォンかイヤフォンで聴いてほしい曲です。

 

そして歌詞については、

全員が30代になって、 今だから言える歌詞を(ニュアンス) 

という思いで作ったそうです。

 

私、この曲を初めてスバラジで聴いたすぐ後に、中学3年生の姪から進路相談を受けたんです。「行きたい高校がない。別にやりたいことなんかない。将来のこととかわからへん。」と。

その時、すばるさんがスバラジで語った、

「10代の頃に(傾倒していたブルーハーツの)ヒロトとかに(「生きろ」と)言われてたら変わってたかな、とか」(ニュアンス)

という言葉と、

何もなくたっていいから やりたい事なんて

夢や希望なんて なくたっていい ただ一つだけ

 

あなたを生きて あなたを生きて あなたを生きて

誰でもない あなたを生きて 生きて 生きて

というこの歌詞が頭で重なり、私は姪への言葉をすばるさんから借りました。

来月の夏休みでは姪に会うので通常盤を買って渡そうかなぁと目論んでいます(叔母による布教活動)

我が家の子どもエイターお気に入りベスト3

ちなみに、娘のお気に入りは、

【1位】えげつない

【2位】DO NA I

【3位】今

です。

『えげつない』では曲に合わせて一生懸命うちわを振っているし、

『DO NA I』では「楽しまナイ!♪」と歌い、

『今』では「今 今 いまー♪」とピョンピョンしています。

夏のドームツアーがとっても楽しみなようです。

アルバムは3種

今回のアルバムは、初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3種。それぞれ内容が異なっています。

簡単にご紹介すると、

初回A:丸山・安田・錦戸・大倉の年下組によるユニット曲(蔦谷好位置提供曲)+メンバーへの密着特典映像

 

初回B:横山・渋谷・村上の年上組によるユニット曲(3人の共作)+メンバー同士が撮影した関ジャニ∞クロニクルとのコラボ特典映像

 

通常盤:渋谷・安田・錦戸が制作した楽曲入り

です。

初回A・Bはファン向け、通常盤は初めて関ジャニ∞の曲を聴いてみたい方にオススメです。

特に初回Bが品薄みたいなので、ご購入はお早めに~! 

舞台『蜘蛛女のキス』感想

5/27~東京グローブ座で上演され、6/18で幕を閉じた舞台『蜘蛛女のキス』を観劇しました。

今回は既に終了した舞台なのでネタバレしています。また、本の記述を引用している箇所がありますが、この舞台の台詞と完全に一緒ではありません。

 

あらすじ

www.kumoonnanokiss.com

私が事前に読んだ本

私は観劇前に原作本を読んでおきたいタイプです。

ところが、この『蜘蛛女のキス』の原作本が本屋さんで見当たりませんでした。諦めモードで図書館に行くと、原作小説は貸出中でしたが、こちらの本がありました↓

蜘蛛女のキス (劇書房ベストプレイ・シリーズ)

蜘蛛女のキス (劇書房ベストプレイ・シリーズ)

 

この本の末尾にある「訳者あとがき」を引用します。

今回訳出したのは、同名の小説を元に作者のプイグ自身が舞台用に書き改めた戯曲『蜘蛛女のキス』El beso de la mujer arañaで、戯曲集『満天の星の下』(1983)に収められている。 

この本は台本で、今回の舞台『蜘蛛女のキス』は、細かい部分は違うところがあるものの、台詞やト書きはかなり近いものでした。

 

引用の下線部のとおり、今回の舞台は原作小説と内容が違うところがあります。

戯曲訳者によると、例えば、モリーナが語る映画の話について、小説では5つの映画を題材であるのに対し、戯曲では1つだけ、といった違いがあるそうです。

ですから、原作小説を読んで観劇した方は「どうしてここが抜けているんだろう」「ここが違う」と感じた方がいらっしゃったかもしれません。

舞台情報が解禁され一番最初に感じた疑問

この舞台の情報が解禁されたとき、全く原作を知らなかった私は『蜘蛛女のキス』との題名で大倉さんが単独主演なのがよくわかりませんでした。 題名だけを読めば『蜘蛛女』が主役であるように思えたからです。

そして、冒頭の戯曲訳本を読んでから、ますますそのことに興味を持ち始め、私なりに調べ、勝手に結論を出しました。

 

そんなわけで、ここからしばらくは私の勝手な解釈が長々と続きます。お付き合いいただける方がいれば嬉しいです。

 「蜘蛛女」とは

私は文学や歴史に全く疎いので、正しく理解していないところがあると思いますがご容赦ください。

 

本作のタイトルである『蜘蛛女』がモリーナを指すことは間違いありません。

なぜなら、終盤の場面にこんな台詞があるからです(以下、台詞部分は冒頭の訳本より原文どおり引用)。

バレンティン「あんたは蜘蛛女さ、男を糸で絡め取る。」

モリー「(喜んで。)まあ素敵!それ、気に入ったわ。」

 

ところで、訳者あとがきでこのような記述があります。少し長いです。

 一方、モリーナの人物像も発展するわけだが、それは彼がモデルとする映画女優たちを通じて達成される。つまり、様々なステレオタイプに自らを同一化させながら、結局彼はそれらを越えるのだ。したがって彼の死の選択も、そうした次元で捉えられなければならない。彼は所長との密約をバレンティンに教えることなく、自らそれに打ち克つのである。とはいえ結末は開かれているのであって、モリーナの死をどのように見るかは読者の判断に委ねられている。その意味で、小説そして戯曲の最後は読者に対する挑発であると同時に罠であるといえよう。つまり、そこに相変らず因襲的なクリシェとしてのヒロイン像を見出そうとするのか、人間としての尊厳を獲得したヒロイックなホモという新たなモデルを見出すのか。言い換えれば、文学的伝統と読者の意識の変革という問題が突きつけられているのである。したがって、伝統的には否定的イメージで捉えられてきた蜘蛛と女性の関係が、プイグの作品では肯定的なものへと逆転していることも考慮しなければならない。(原文通り)

この引用の太字部分「伝統的には否定的なイメージ」の蜘蛛と女性が何を指すのか、訳者は明らかにしていませんが、私はギリシャ神話に登場する「アラクネー」を指しているのかな、と思いました。

ギリシャ神話のアラクネー

参考までに、アラクネーのギリシャ神話のあらすじをご紹介します。

 アラクネーは機織り名人の人間だが、とにかく自信過剰で、神を信じていませんでした。アラクネーは神アテーナに機織りの勝負を申し込みます。彼女の織物自体は素晴らしかったけれど、その内容は神ゼウスを侮辱するものでした。アテーナは怒ってアラクネーの織物を引き裂き、額に手を当てアラクネーの思い上がりを諭そうとしますが、アラクネーは自殺します。しかし、アテーナはアラクネーにトリカブトの液をかけ、下半身を蜘蛛にした蜘蛛女として蘇生させ、永遠に蜘蛛の糸で機織りを続けさせています。

私が戯曲訳本を読み舞台を観たモリーナの印象からは、どうしてもこのアラクネーは一致しないし、プイグが示唆しているように思えませんでした。

ですから私は、訳者の意見である「否定→肯定」とは違い、プイグは別の蜘蛛と女性の関係をモリーナに当てはめたのではないかと思っています。

アメリカンインディアンに語り継がれるアシビカーシの伝説

アメリカの有名なお土産で「ドリームキャッチャー」があります。

拾い画ですが、これです↓見たことのある方も多いでしょうし、私もお土産でいただいたことがあります。

ドリームキャッチャーの起源は、アメリカンインディアンのオブジワ族。オブジワ族では、ドリームキャッチャーが人々を悪夢から守り、悪いエネルギーと悪夢を遠ざけると考えられています。その根拠は、この部族に語り継がれるアシビカーシの伝説です。

こちらのあらすじもご紹介します。 

 部族にはアシビカーシという蜘蛛女として知られる美しい女性がいました。彼女は蜘蛛女という容姿のイメージとは異なり、世界の生き物の世話をし、子ども達のベッドに目に見えない網を作って悪夢を網に絡ませ、子ども達を悪夢から遠ざけていました。

 そしてドリームキャッチャーは、悪は網をすり抜け、善は網に留まって子ども達のベッドの羽に落ちて子ども達を包むと信じられています。

 

ヴァレンティンがモリーナに「蜘蛛女だ」と言ったのは、二人が肉体的に重なった翌朝のシーンです。 それまでヴァレンティンはひどい眩暈に悩まされ、拷問を受け、下剤を入れた料理を食べさせられるなど心身共に追い詰められていました。

そんなヴァレンティンが、モリーナと肉体的に重なった翌朝に言ったのが、

「セックスというのは無邪気そのものだ」

でした。

アシビカーシの、蜘蛛女という醜い容姿と怖いイメージとは異なった深い愛情を感じる行動。

それは、身体的には男性なのに心は女性であるモリーナのアンバランスさと、ヴァレンティンに無邪気な安息を一瞬与えた行為に重なるものがあるように私には見えました。

原作小説はラテンアメリカ文学に分類され、プイグ自身一時期アメリカに亡命していた時期があることからも、プイグが意図した『蜘蛛女』はアシビカーシの方ではないかと私は思います。 

「キス」とは

こちらも訳者あとがきを引用します。長いですがお付き合い下さい。

 小説、映画、戯曲、舞台という形式の違いはあるものの、『蜘蛛女のキス』におけるクライマックスは、モリーナとバレンティンがキスをする場面だろう(略)。それは同性愛と異性愛、保守と革新といった二項対立が融合した瞬間であり、それまでの二人の弁証法的対話の結果を意味する象徴的行為である。このキスについては、モリーナの語る「黒豹女」に登場するイレーナの禁じられたキスとしてすでにほのめかされていたわけだが、精神分析医のキスは彼女に掛かっている魔法を解けなかったばかりか、彼に死をもたらすのに対し、バレンティンのそれはモリーナを魔法から解放する。ここに観られるのはお伽噺の典型ともいえる、魔法にかかった姫君に王子がキスをすることでその魔法が解けるというパタンである。だが、そのベクトルは一方的ではない。なぜなら、バレンティンマチスモや疑似フロイディズムに象徴される教条主義もまた変質をこうむるからだ。(原文通り)

引用のクライマックス前のシーンを冒頭の本から引用します。

モリー「お別れに、頼みたいことがあるの。あたしたちがまだ一度もしてないことよ、二人でもっとひどいこともしたけどさ。」

バレンティン「なんなんだい?」

モリー「キスよ。」

バレンティン「本当だ。」

モリー「でもそれは最後の最後、あたしが出て行くときにね。」

バレンティン「いいよ。」

モリー「知りたいことがあるんだけど……あたしにキスするの、気持悪いことだったの?」

バレンティン「うーん……きっと、あんたが黒豹にならないかと心配だったからだ。」

モリー「あたしは黒豹女じゃないわ。」

バレンティン「確かにちがう。」 

そして、クライマックスシーンも引用します。

モリーバレンティン……」

バレンティン「なんだい?」

モリー「別に……なんでもないわ……。」

バレンティン「……。」

モリーバレンティン……。」

バレンティン「どうした?」

モリー「なんでもない、ばかみたいなことよ……。」

バレンティン「してほしかったのかい?」

モリー「何を?」

バレンティン「キスだよ。」

モリー「ううん、他のことだったの。」

バレンティン「キスしてほしくないのかい、今?」

モリー「そうね、してほしいわ、あなたさえ気持悪くなければ。」

バレンティン「おれを怒らせる気か。(モリーナに近寄り、おそるおそる唇にキスをする。)」

モリー「……。」

バレンティン「……。」

モリー「ありがとう。」

バレンティン「礼を言うのはこっちだ。」

モリー「……。」

バレンティン「……。」

モリー「さあ、あなたの仲間の電話番号を教えて。」

バレンティン「そうしてほしけりゃ。」

モリー「メッセージを伝えるわ。」

バレンティン「分った。それがおれに言いたかったのかい?」

モリー「そうよ。」

バレンティン「(ふたたびモリーナを抱き締める。)そう言ってくれて、本当に嬉しいよ。電話番号は……」

このように、ヴァレンティンとモリーナは先に体を重ね、お別れの時に初めてキスをします。

 

次に『俺節』の原作話をします。ご注意ください。

 

舞台ではないシーンですが、原作俺節テレサが生板ショーの最中に客からキスをせがまれ「ノー!」ときっぱり拒否する場面があります。このシーンの前に、テレサは自分からコージの頬にキスをしています。ストリッパーのテレサにとってキスは特別なんですね。

 

そして、体は男でも心は女性であるモリーナにとっても、キスは特別なものだったのでしょう。それは、愛する人からもらう最大のプレゼントであると同時に、愛する人と今生の別れをも表すもので、政府から送られたスパイとして洗脳された自分を目覚めさせ、スパイとしての自分と決別するためのキス。それは儚くて美しく、胸を締め付けられる苦しいシーンでした。  

モリーナが主役でない理由

この舞台は、私を含め、観客の大多数が大倉さんファンの女性でした。

ですから、観客の大多数は、私を含め、モリーナの視点からヴァレンティンを見ることが多かったのではないでしょうか。その意味では、多くの観客はモリーナ同様『蜘蛛女』の気持ちになり、その視点でヴァレンティンを見つめ、最後のキスを見届けることになるので、劇場の中にいる人々の視線が最も注がれる人=ヴァレンティンなので単独主演なんだろうな、と私は勝手に納得しました。

感想

長々と書き連ねましたが、ここから感想です。

①開演中ずっと大倉さんを見ていられる贅沢さ

二人芝居、ストレートプレイは、演じる役者さんはとても大変だと思いました。舞台中ずっと2人が出続けているので、休息はとれないし失敗も許されない。ボイトレした横山さんや毎公演激しく歌う安田さんはもちろん大変ですが、お2人とはまた違った過酷さが大倉さんにはあったと想像します。

それは、ファンにとってはずっと大倉さんを眺めていられるというこの上ない贅沢を意味します。ヴァレンティンを演じる大倉さんです。とんでもない色気でした。はい…

渡辺いっけいさんの演技力はすごい

先ほども書いた通り、渡辺いっけいさんの演じるモリーナに観客はどんどん惹き込まれ、観劇中はモリーナに自分の感情を寄り添わせていたような感覚でした。それだけでなく、いっけいさんは大倉さんを上手く引っ張り、大倉さんの魅力を引き出す演技力をも兼ね備えていました。

 

私は先月『髑髏城の七人』を観劇して劇団☆新感線や役者さん、特に古田新太さんに圧倒されましたが、さすが古田さんの先輩にあたるいっけいさん。観客はほぼ大倉さんファンという圧倒的アウェイ、しかもかなりきわどいラブシーンやキスシーンがある中で、私よりも女性的な所作・感情の機微で観客をヴァレンティンを見つめるモリーナの視点にすっかり取り込んでしまう演技をされていました。いやぁ、すごかったです。

③ラストの演出の印象が違う 

観客のほとんどが大倉さんファンという視点は、演出の鈴木裕美さんも同じだったと想像します。 

 

冒頭の本の最後にト書きがあるのですが、このト書きと舞台のラストの印象がまるで違いました。鈴木さんが演出に関する質問をツイッターで受けてらっしゃったので私も質問してみようかと一瞬思いましたが、ここは観客それぞれが観て感じる部分のような気もするので、私の印象を大事にしておこうと思います。

ちなみに、私は鈴木さんの演出の方が好みでした。理由は、鈴木さんの演出が細やかで救いがあって、女性あるいは日本人が好むエンディングであるようにも思ったからです。

④最後に、大倉さんへ謝罪

あるシーンで、ヴァレンティンが食料に混ぜられた下剤によって「お腹が痛い」とのたうち回るのですが、

「迫真の演技だ…」

と思ってしまった私をお許しください。

もちろん、同じ腹痛でも大倉さんは出ないつらさで、ヴァレンティンは出さざるをえないつらさという違いがあるのは分かっていたのですが、そこだけはそういう目で見てしまいました(苦笑)

 

戯曲訳本を読んだときにこのシーンがあることは分かっていたので「まさか…ないよね…」と思ってしまったのですが、よくよく考えたらこのシーンはヴァレンティンとモリーナの関係が一気に近づく大切なシーンだからカットできるはずもなく。そしてそんな大切なシーンなのに……大倉さん、ごめんなさい。でも、とっても素敵なシーンでした。

 

きっと『蜘蛛女のキス』は、大倉さんの代表作の一つになるでしょう。私がこれまで観た大倉さんのお芝居の作品で一番好きだし、実は今も余韻に浸っています。これを引きずると言うのかな。

私はこれまで大倉さんの放つ一言や思考回路に興味がありましたが、それに加えてヴァレンティンを身に纏った大倉さんが忘れられません。罪な男…(笑)私の心の中で大切に保管しておきます。

 

大倉さん、お疲れさまでした。

そして、素敵な舞台をありがとうございました。

舞台『俺節』感想(後半ネタバレあり)

5月28日からTBS赤坂ACTシアターで公演中の安田章大さんの舞台『俺節』を観劇しました。

東京公演は残すところ1週間を切り、既に観劇した方も多いと思いますが、まだご覧になっていない方は、後半はまたの機会にお読みいただけると嬉しいです。

前半

概要

www.orebushi.com

どうぞこちらの公式ホームページをご一読ください。

これから観劇される方へ

この舞台は、1991~1993年に土田世紀さんが描いた原作漫画が基になっています。

私の前回の記事で書いた舞台『上を下へのジレッタ』とは違い、『俺節』の舞台は原作通りではありません。

ですが、私は『上を下へのジレッタ』同様、できれば原作を予め読んで観劇されることをおススメします。特に、ネタバレに繋がるので理由は伏せますが、公演中に悲鳴を上げそうな方は、予め原作を読むことを強くオススメします。

 

いやいや、原作を読む時間がない!

そんな方は、観劇前にぜひこちらの赤坂サカス|「俺節」原画展に立ち寄ってください。

この原画展、無料というのが勿体無い!土田世紀さんの魂を感じることができる素晴らしい原画展です。本当は2時間ほどじっくりご覧いただきたいですが、時間のない方は30分でもいいので、少し早めに赤坂サカスへ行ってこちらを訪れてください。俺節の世界を味わうことができますし、あらすじを知ることもできます。忘れずに行ってみて下さいね。

 

私は俺節を観劇する機会が2回あり、間が開いているので、復習を兼ねて読み返しました。舞台には登場しない人物や、福士誠治さん演じるオキナワの過去を知ることで主人公の海鹿耕治(コージ)との関係を考えられたりと、とても興味深く読めました。観劇済の方も原作を楽しめると思います。

私は『即泣きトライアル』の安田さんを勘違いしていた

フジテレビで毎週土曜午後1時30分から放送されている関ジャニ∞クロニクルで『即泣きトライアル』というコーナーがあります。

このコーナーは、79秒の制限時間内に、関ジャニ∞から選ばれた数名とゲストが到底泣けない台詞を入れながら泣きの芝居をする企画です。過去3回放送され、そのうち2回安田さんは成功し、2回目は6秒という超人的な記録を叩き出しています。

3回目は残念ながら失敗に終わった安田さんですが、私はこの安田さんが失敗した真相を、俺節を観劇するまで勘違いしていたような気がします。

 

失敗に終わった第3回目の安田さんの台詞は「先生、こんな大きなカメラ…お尻から入れるんですか?」。

途中まで順調に目に涙を浮かべていた安田さんは、大きなカメラが入った演技の瞬間に顔が変わり、結局涙を流すことができませんでした。失敗に終わった直後、安田さんは「設定を間違えた」と言い、とてもお尻に入れられないようなサイズのカメラを想像してしまったと弁明していました。

私は視聴当時これを見て単に爆笑しただけでしたが、今から考えると、この失敗を振り返った安田さんの言葉は、安田さんの芝居スタイルを示していたのではないか、と思っています。

 

※ここからは、安田さん本人が言ったことでなく、芝居の専門家でもない素人の私の勝手な考えです※

 

役者さんが自分の演じる役を考えるときの方法はいろいろだと思いますが、自分は自分として置きつつ、頭の中で別の人物を想像(あるいは妄想)することも一つの方法なのかな、と思います。

一方安田さんは、自分自身がその役にすっぽりと入ってしまうように私には見えました。文才がないので上手く書けないのですが、「役になりきる」「憑依する」とは違い、安田さんの方から役へアプローチし入ってしまうイメージです。

ちょっとスピリチュアルな表現になってしまいますが、私には安田さんが、自分が演じる役が実在の人物かどうかに関わらず、役が持つ痛み、悲しみ、つらさ、冷酷非情、幸せ、高揚感etc.を実際に感じてしまうように見えるのです。

 

だから、3回目の即泣きトライアルでは、安田さんは泣けなかったのでなく、本当に痛みが勝ってしまったのではないかと、今は思います。

おそらく最低5キロは痩せた安田さん

私の一度目の観劇は5月下旬、第4公演にあたる回でした。

私は2階席のかなり後方でしたが、それでも肉眼ではっきりわかるほど安田さんは一回り小さくなっていました。

安田さんの演じる海鹿耕治は衣装がほぼ決まっていますが、ある場面で安田さんの生足が見えるシーンがあり、双眼鏡で凝視しました(周りの人から見れば変態)。もうね、足が細い。いや、安田さんってもともと細いじゃないですか。細いと知ってるのに「細い」と思ったということは、相当細くなっている。そして、足が細い=当然他の部分もかなり瘦せてしまってるわけです。

ワイドショーで「5キロくらい痩せた」と言っていたようですが、その言葉の前に「少なくとも」という言葉が抜けてるんじゃないかなと思えるほどでした。

 

もし安田さんが海鹿耕治という役の中にすっかり入ってしまっているとしたら、コージの置かれた理不尽な状況や心の痛みが安田さんの心身にも伝わってしまっているはず。舞台や稽古が過酷なだけでない、安田さんだけが感じる痛覚があるのでしょう。そりゃ痩せるだろうな、と想像します。

観劇を迷っている方へ

前回の記事でも無責任なことを書きましたが、今回も全く同じことを書きます。

観劇するかどうか迷っているなら、ぜひ当日券をトライしてみてください。

お知り合いの方からチケットを譲ってもらえそうな方は、ぜひ譲ってもらって観劇してください。

休憩時間含めて3時間半ですが、本当にあっという間です。

安田さんが全身全霊で臨んでいる海鹿耕治を、直接自分の目で見て感じてほしい。

一人でも多くの方がチケットを手にし、観劇できることを祈ります。

後半(ネタバレあり)

ここからは、舞台の内容に触れた感想を書きます。

ネタバレを含みますので、観劇していない方はご注意ください。

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舞台『上を下へのジレッタ』感想(後半ネタバレあり)

少し前に、関ジャニ∞横山裕さん主演舞台『上を下へのジレッタ』を観劇しました。

前半はネタバレなしですが、後半はネタバレありで書きます。これから観劇予定の方は、後半部分を観劇後に読んでいただけると嬉しいです。

 

前半(ネタバレなし)

概要

www.bunkamura.co.jp

上記のBunkamuraホームページがわかりやすいので、ぜひこちらをお読みください。

これから観劇される方へ

5月7日からスタートした東京公演は本日幕を閉じ、大阪公演へ続きます。

もう観劇した方は多いと思いますが、これから初めて観劇される方、もしくは観劇しようか迷っている方がもしいらっしゃったら、私は原作を読んでから観劇することをおススメします。

理由は、この舞台がほぼ原作通りだからです。

 

原作が描かれたのは1968~1969年、約50年前。作中には、例えば大阪万博をモチーフにした話が出てきます。特に若い方は時代背景のイメージが掴みにくいと思うので、予め読んだ方が作品の世界観をより楽しめ、さらに主人公門前市郎(横山裕)をはじめ登場人物の心情の機微を感じられると思うからです。

原作は3時間ほどあれば読めてしまう作品ですので、興味を持たれた方はぜひご一読のうえご観劇ください。

 

ここまで書いておいて…なのですが、もちろん原作を読まなくても十分にこの舞台を楽しめます。お時間のない方は観劇後に原作を読んでみて下さい。

『上を下へのジレッタ』は原作者手塚治虫の冬の時代に描かれた作品

上記公式ホームページの見どころ欄にも書いてありますが、この作品ではヴァーチャル・リアリティの世界が描かれています。つまり、手塚治虫氏は、半世紀前(日本が敗戦してから20数年後、東京五輪から4年後、大阪万博開催2年前の時代)には既に仮想現実の世界をイメージしていたのです。いや~すごい。驚きを超えて鳥肌が立ちます。

 

そんな未来志向の物語なのに、原作は暗く、白黒の世界。原作を描いていた頃の治虫氏は、力を入れていたアニメーション事業が低迷し、治虫氏自身が古いタイプの漫画家とみなされた「冬の時代」でした*1

1973年に連載がスタートした『ブラックジャック』によって治虫氏は復活を遂げますが、治虫氏の後期隆盛の原動力となった作品が『上を下へのジレッタ』なのかもしれません。

観劇を迷っている方へ

この舞台は、主演の横山さんを含めた出演者、演出、音楽、ダンス、衣装、舞台装置、小道具大道具、照明……全てが不可欠で一体となった素晴らしい作品です。

そう思うからこそ、あえて無責任なことを言います。

観劇するかどうか迷っているならぜひ当日券をトライしてみてください。

お知り合いの方からチケットを譲ってもらえそうな方は、ぜひ譲ってもらって観劇してください。

一人でも多くの方がチケットを手にし、観劇できることを祈ります。

後半(ネタバレあり)

トーリーは原作に忠実なのに、舞台では原作の白黒の世界とは対照的な色鮮やかな世界を創り出しています。

その理由を、以下私の勝手な分析で書きます。

ネタバレを含みますので、まだ観劇されていない方は、観劇後にお読み下さい。

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関ジャニ∞のMETROCK出演

関ジャニ∞が初めて出演するMETROCK2017東京2日目がいよいよ明日に迫りました。

関ジャニ∞のステージはAbemaTVの放送がなく、今のところ彼らのパフォーマンスを観る手段はフェスへの参加しかありません。「テレビでもネットでも観られませんよ」と言われると観たくなるものです。

ですが、木曜のレコメンで村上さんが「来週のレコメンのオープニングで何も言わへんかったら、アカンかったと思って」と言っていました。その気持ちも分かる気がします。

 

そんなわけで、メトロックに対する期待は高まる一方、不安な点もありますよ~という逃げ道を作る記事を今回作りました。だいぶ後ろ向きですが(苦笑)、どうぞご了承ください。

<不安な点 その1>野外と気温

関ジャニ∞は8月に味スタや長居で野外コンサートの経験があるし、スタッフが体調をしっかり管理しているとは思います。

しかし、木曜から日曜までの東京の最高気温(予想)は、

18日(木)21℃

19日(金)26℃

20日(土)29℃

21日(日)30℃

と急激に気温が上昇する(予報)です。

ちなみに今日の東京はメチャメチャ暑い!今日だけなら「来たぜ夏!」と歌っても誰も違和感がないほど気温が上昇しています。明日はさらに気温が上昇する見込みで、加えて関ジャニ∞には珍しく晴天の予報です。

関ジャニ∞の出演は17:50~、フェス会場は東京湾埋立地なのでいくらか風が吹くだろうとは思うのですが、その2と併せて考えると心配です。

<不安な点 その2>多忙な関ジャニ∞の体力

関ジャニ∞は2015年のドリフェスでオールバンドスタイルで40分間パフォーマンスしました。おそらく今回とほぼ同じ時間とスタイルだと思われます。

しかし、ドリフェスが屋内だったことを考えると、メトロックは野外なのでさらに体力を消耗するのは明らかです。

特に心配なのが、横山さんと大倉さんです。

横山さんは、午後1時30分からの舞台を終えて息つく暇もなく移動しての出演、しかもトランペット演奏です。普通の人なら倒れてもおかしくありません。

また、先日横山さんがメレンゲの気持ちに出演した回で同じくゲスト出演したシシド・カフカさんが、ドラムの練習をすると軽く2~3キロは体重が落ちると言っていました。特に今回は、ドラムが激しい曲も予想されます。大倉さんは当日午前1時までラジオ生放送がありますし、心配です。

<不安な点 その3>複数ステージと観客層の違い

関ジャニ∞は、初出場ながらメインステージに出演します。非常に恵まれた待遇です。

ジャニーズのコンサートに行ったことがないメトロックの観客は「一度くらい観てみたい」と観に行く人も多いと思います。一方で、関ジャニ∞を快く思っていない人もいるでしょう。そのうえ、時間が時間だけにかなりアルコールが進んでいる人もいるかもしれません。

かつ、野外フェスは移動が自由。携帯電話の電源をオフするコンサートとは違い、自分たちのパフォーマンスは瞬時にSNSでやり取りされます。「このアーティストのパフォーマンスは最高だ」とか「イマイチだ」という情報が、観客の移動やステージ決定の参考にされると想像します。

 

今の私には、メトロックで多くの観客を魅了し盛り上がっている関ジャニ∞の会場の様子しか頭の中の映像として浮かびません。

一方で、メトロックはそんな甘いものではないような気もします。観客が興味を失うようなパフォーマンスであれば、それは観客の大移動に繋がります。この点は、関ジャニ∞が初めて参加したドリフェスとも違うところです。観客はとてもシビアで、だからこそ爪跡を残すことができれば大きい反面、観客の心を掴めなければ切り捨てられてしまう場所です。

3年前、TOKIOサマソニで観客を大いに盛り上げました。だけど、同じジャニーズとはいえ、バンド一筋でその道を極めんとする先輩と同列に考えるのは、TOKIOに失礼な気がします。フェス参加者としても、ジャニーズだけどバンド一筋のTOKIOとして有名だからこそ受け入れ、盛り上がったのかもしれません。

 

関ジャニ∞に対しものすごく厳しい言い方をしていることは承知しています。ですが、私はレコメンでの村上さんの言葉から「自分たちは新参者で、機会を与えていただいた立場。そんな自分たちが、観客の心を掴み続け、他のステージにいた観客をも誘導し、次のステージに向かいたくないと思わせられるパフォーマンスをやり切れるだろうか」との緊張感を感じました。

そんな関ジャニ∞にエール

おそらくTokyoholicと象の2曲はメトロックでも披露するでしょう。いや、披露すべきです。関ジャニ∞がメトロックの東京会場でTokyoholicを演奏して自分たちをさらけ出し、象の歌詞をなぞったように自分たちの足で踏み出して世界を変えようとしていることを、ロックの祭典でぜひ示してほしいです。

 

エイタメ魂の最後の挨拶で大倉さんが言った「みんなからもらったエネルギーをぶつける」ことの一つは、おそらくメトロックも含まれていたのでしょう。

そして、メトロックを終えた関ジャニ∞は、新たな課題を突き付けられるでしょう。そんな機会を自ら求め、課題を克服しようとする関ジャニ∞は、やり方はとても不器用で遠回りだけど、数年後十数年後に活かされるでしょう。自らファンを断ち切ってまで臨んだステージは、彼らの次以降のステージにフィードバックされるでしょう。

 

断言します。 

関ジャニ∞が進もうとしている道は、絶対に間違っていません。

 

たくさん緊張して、たくさん楽しんできてほしい。

私は、メトロックが関ジャニ∞にどんな化学反応を起こすのか、とても楽しみにしています。 

 

幸せなこと

私は、来週月曜に舞台『上を下へのジレッタ』を観に行きます。

ありがたいことに、メトロック出演を果たした翌日の横山さんを見ることができます。

もちろん舞台はお芝居をする場所なので劇的に変化があるわけではないでしょうけど、メトロックのアドレナリンが少しだけ残った横山さんをしっかり見てきます。

関ジャニ∞の皆さん、ぜひドームで見せていない関ジャニ∞を見せてきてください。

だけど、横山さんはあまり無理のないようにしてください。